加バリック、18年の金生産見通し下方修正-コスト予想は引き上げ

  • 金生産は450万-500万オンスへと30万オンス引き下げ
  • 産金コストは1オンス765-815ドル、700ドル弱へ削減が目標だった

世界最大の産金会社、カナダのバリック・ゴールドは2018年の金生産見通しを引き下げた。年間生産は8年連続の減少を見込んでいる。

  14日の発表資料によると、バリックは全体の金生産について従来予想の480万-530万オンスから450万-500万オンスへと30万オンス下方修正した。一方で今年の産金コスト(AISC=閉山後の処理費用なども含む総コスト)見通しを1オンス当たり765-815ドルと従来の710-770ドルから引き上げ。同社は16年にAISCを700ドルを下回る水準まで下げる野心的な目標を掲げていた。

  バリックは発表資料で、「18年のコスト見通し引き上げはバリック・ネバダやプエブロ・ビエホ、ベラデロで見込まれる金生産の減少とコストがより高い在庫の処理増、アカシアでのコスト拡大を主に反映している」と説明した。

  ヘイウッド・セキュリティーズのアナリスト、ケリー・スミス氏は電話取材に対し、市場は700ドルのコスト目標の達成が一段と遠のくと懸念し、バリックの減少傾向の生産状況を注視していると指摘する一方、量ではなく質を優先するのは中長期的にはプラスだと分析。「より高いコストで生産を増やすと意味がないため、バリックの判断は適切だ」と述べた。

  すでに時価総額でバリックを抜いている同業のニューモント・マイニングは昨年12月、今年の金生産が490万-540万オンスになるとの見通しを示しており、バリックが世界最大手の座を維持できるか瀬戸際にある。

原題:Barrick Cuts Gold Output Forecast for Eighth Potential Drop (2)(抜粋)

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