米証券取引委:中国資本によるシカゴ証取買収を承認せず

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  • トランプ氏は大統領選挙戦中に今回の買収案を批判していた
  • シカゴ証取は中国企業などの誘致を目指していた

米証券取引委員会(SEC)は15日、中国と関連したコンソーシアムによるシカゴ証券取引所の買収案を退けた。

  SECは2年間にわたって今回の買収案について検討していた。1882年創設のシカゴ証券取引所が米国の1日の株式売買に占める割合は1%未満にすぎず、今回のSECの判断を受け、同証取は中国企業をはじめとする比較的小規模の企業の誘致を目指す大胆なプロジェクトに取り組むチャンスを逃すことになる。

  ウェブサイトに掲載された文書によると、SECは買収案が米国の証取の統治に関するルールに適合していないと説明した。SECは中国に拠点を置く株主がシカゴ証取株の29%を保有する所有構造案に対して懸念を解消できなかったと指摘。シカゴ証取はSECが要請していた買い手間の関係について説明した文書を提出できなかったという。

  シカゴ証取の広報担当ウィル・ルーベン氏はコメントを控えた。

  今回の買収案の規模は比較的小さいものの、主要投資家である重慶財信企業集団が中国企業であるため大きな注目を集めていた。一部の米議員を含む反対派は、中国企業に米国の証取への投資を認めることは間違った考えだと主張。2016年前半に買収合意が発表された後、当時大統領候補だったトランプ氏も選挙戦中に批判していた。

原題:SEC Kills Chinese-Linked Takeover of Chicago Stock Exchange (1)(抜粋)

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