米国で物価上昇圧力のさらなる兆し、3つのインフレ指標が示す

  • NY、フィラデルフィア各連銀の価格指数は2月に急上昇
  • 1月の生産者物価指数も上昇、エネルギーコスト高で

15日発表された3つの米物価指標は米企業が生産コスト上昇に見舞われていることを示した。米経済ではインフレがじりじり上昇しつつあることが新たに裏付けられた。

  ニューヨーク連銀製造業景況指数の仕入れ価格指数は2月に48.6と、前月から12.4ポイント上昇し、2012年以来の高水準となった。フィラデルフィア連銀製造業景況指数の仕入れ価格指数も2月に急上昇し、11年5月以来の高い水準に達した。

  今週は米消費者物価指数(CPI)の数字を手掛かりに、米10年債利回りが4年ぶり高水準に上昇。今月に入ってからは賃金のデータを受けて市場が混乱、連邦公開市場委員会(FOMC)が借り入れコストをより積極的に引き上げるとの警戒が強まった。

  ニューヨーク連銀のリポートによると、「投入物価の上昇は著しく加速した」とされ、「将来の仕入れ価格を示す指数は、先月に記録した過去数年ぶりの高水準近くにとどまった」という。

  米労働省が15日発表した1月の米生産者物価指数(PPI)も、エネルギーや病院サービスのコストを反映し、前月比で上昇した。PPIは前月比0.4%上昇、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値と一致。昨年12月は前月比変わらずだった。

  食品とエネルギー、商業サービスを除いたベースのPPIは前年比では2.5%上昇と、2014年8月以降で最大の伸び。前月は2.3%上昇だった。

原題:More Evidence Is Showing That Prices Are Rising in the U.S. (1)(抜粋)

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