Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が5日続伸-国債利回りは2.9%付近

更新日時
  • S&P500種、5日間の上げとしては2011年以来最大
  • NY原油は続伸-ドル下落や株式相場の持ち直しが手掛かり
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

15日の米株式相場は5営業日続伸。世界的な株高の流れを引き継いだ。S&P500種株価指数は5日間の上げとしては2011年以来最大。一方でドルは3年ぶり安値に下落。原油は値上がりした。

  • 米国株は5日続伸、世界的な株高の流れ引き継ぐ
  • 米国債はほぼ変わらず-10年債利回り2.9%付近で推移
  • NY原油は続伸、ドル安や株式相場持ち直しで
  • NY金は反落、利上げペース加速懸念が再浮上-銀も安い

  欧州やアジアでの株高を引き継ぐ形でS&P500種株価指数は2700を超え、ダウ工業株30種平均は2万5000ドルを上回った。米国債市場では10年債利回りが2.9%近くで推移。外国為替市場では円が1年3カ月ぶり高値に上昇した。南アフリカ・ランドはほぼ3年ぶりの高値水準。ズマ大統領の辞任を受けた。

  S&P500種株価指数は前日比1.2%高の2731.20。ダウ工業株30種平均は306.88ドル(1.2%)上げて25200.37ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時35分現在、10年債利回り1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上げて2.91%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。1週間ぶりの高値となった。ドルの下落を背景にドル建て商品の妙味が高まった。株式相場の持ち直しで堅調な経済成長が示唆されたことも買い材料。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比74セント(1.2%)高の1バレル=61.34ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は3セント下げて64.33ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶり下落。金と銀の先物取引を追跡するブルームバーグの貴金属指数は今週に入って初めて下落した。金利上昇ペースが予想よりも速まるとの見方に再び注目が集まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.2%安の1オンス=1355.30ドルで終了した。銀先物3月限は0.5%値下がり。

  朝方発表された1月の米生産者物価指数(PPI)は上昇し、インフレの動きが強まっている兆候が新たに示されたが、株式市場では特に材料視されなかった。米金融当局は今年の利上げペースを加速させると予想するエコノミストが、このところ増えている

  S&P500種は過去5日間で5.8%上昇。終値で2週ぶり高値となり、50日移動平均を上回った。ブルームバーグ・インテリジェンスの株式ストラテジスト、ジーナ・マーティン・アダムズ、ピーター・チュン両氏は、株式は債券と比べてなお割安で、10年債利回りが4%未満にとどまっている限り、長期金利上昇の影響は受けないとの見方を示した。

  BNYメロン・ウェルス・マネジメントのレオ・グロホウスキー最高投資責任者(CIO)は、「10年債利回りでの3%というのは消化可能だと、市場は理解しつつある」と指摘。「3%に達する理由が経済成長に対する安心感の強まりである限り、消化可能だろう。経済成長に対する安心感の強まりは、企業利益に対する安心感の強まりにつながる。実際、今そうした状況になりつつあると思う」と続けた。

原題:S&P 500 Caps Best 5 Days Since 2011 as Oil Jumps: Markets Wrap(抜粋)
Crude Rises as Currency Moves, Stocks Rebound Boost Allure
PRECIOUS: Gold, Silver Sag as Fed Rate-Pace Concerns Resurface

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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