日本電産:吉本副社長が社長COO昇格、永守氏は会長CEO続投

更新日時
  • 吉本氏は商社出身、日産や系列自動車部品メーカーで経営の実績持つ
  • 「サプライズも実権は永守氏に、方向性は不変」-コスモ大西氏

The Nidec Corp. headquarters stands in Kyoto, Japan.

Photographer: Akio Kon

日本電産は15日、吉本浩之副社長(50)が6月20日付で社長に昇格する人事を発表した。永守重信会長兼社長(73)は代表権を持つ会長となる。

  永守氏は最高経営責任者(CEO)を続投し、吉本氏は社長就任に先立ち4月1日付で新たに最高執行責任者(COO)に着任する。永守氏が事業全体を統括する体制を維持しながら、企業経営について豊富な経験を持つ吉本氏を最高幹部に据え、経営陣の若返りを図る。

  吉本氏は日商岩井(現双日)やカルソニックカンセイ日産自動車を経て2015年3月、日電産に特別顧問として入社した。カルソニックや日産では執行役員や現地法人の社長を務めた。日電産系自動車部品メーカーでも経営幹部を歴任した。

  岩井コスモ証券の大西等シニアアナリストは、今回の人事について「永守氏は2020年まで頑張るとよく言われていたのでサプライズ」だ指摘。当面は永守氏が経営の実権を握るとみており、「社長が交代しても企業の方向性は変わらない。株価は一時的には下がるかもしれないが、中長期的には上昇するだろう」と述べた。

(2段落以降を追加しました.)
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