麻生財務相:特別に介入しなければいけないほど急激な円高でない

  • 日米とも経済のファンダメンタルズは極めて好調-ペンス氏とも共有
  • 為替の急激な動きには「口先介入やってきた」が、非常事態ではない
Taro Aso Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

麻生太郎財務相は15日午前の衆院予算委員会で、これまで為替の急激な動きに対しては「口先介入をやってきた」としながらも、「今の状況の中において、特別に介入せねばならないほど、急激な円高でもなければ、円安でもない」と述べた。足元の円高を受けた海江田万里氏(立憲民主)の質問に対する答弁。

  その上で、麻生財務相は「今は米国も日本も双方とも経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は極めて好調」と述べ、7日、来日したペンス米副大統領と懇談した際にも認識を共有したと説明。現段階で直ちに対応することを考えているわけではないとの見解を示した。

  海江田氏はドル円相場が1ドル=106円台の安値をつけたことから、麻生財務相から「何か一言あってもいいと思う」と質問。これに対し、財務相は「うかつにこの種の話はしないということになっている」と述べるとともに、足元の為替動向が「非常事態」ではないとの見方を改めて強調した。

  14日の米消費者物価指数(CPI)発表後にドル売りが進み、東京外国為替市場では、一時1ドル=106円42銭と2016年11月以来の安値を付けた。その後、106円80銭台まで戻していたが、麻生財務相の発言を受け、再び50銭台に下落した。

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