ケリー米大統領首席補佐官、元秘書官の扱い巡りFBIの説明と矛盾

  • ポーター元秘書官は元妻2人の虐待疑惑で先週辞任
  • FBIはポーター氏調査結果を昨年7月にはホワイトハウスに提出

ケリー米大統領首席補佐官は、ホワイトハウスの元秘書官に浮上した家庭内暴力疑惑への対応を巡り一段と厳しい目を向けられている。連邦捜査局(FBI)が13日に示した事件の説明はケリー氏の話と矛盾するためだ。

  FBIのレイ長官は13日、FBIが先週辞任した元秘書官ロブ・ポーター氏の人物調査の結果を昨年7月にはホワイトハウスに提供していたと議員らに明らかにした。この報告書にはポーター氏の元妻2人が主張していた虐待疑惑も含まれていたと、事情に詳しい関係者1人は明らかにした。

  一方、ケリー氏は13日のCNBCとのインタビューで、2月6日に疑惑の全容を自分が知ってから「40分後」にポーター氏は辞任を決めたと述べた。しかしこの説明は、ポーター氏が2月7日に辞任したとするホワイトハウスの声明と矛盾する。ポリティコの報道によれば、ホワイトハウス当局者は同日、ポーター氏は辞任を求められていないと強調し、サンダース報道官はポーター氏側の話を聞けるよう一部の記者らを招いていたという。

  下院監視・政府改革委員会のゴウディ委員長は14日午前にCNNに対し、「一体どうして彼はまだ雇用されていたのか」と述べ、同委が13日夜に調査を開始したことを明らかにし、「誰がいつ何をどの程度まで承知していたのか」知りたいと語った。

ホワイトハウス元秘書官ロブ・ポーター氏の人物調査を巡って風当たりが強まるケリー大統領首席補佐官についてブルームバーグのケビン・チリリがリポート

(出所:Bloomberg)

  レイ長官が明らかにした新事実を受け、ケリー首席補佐官がポーター氏の虐待疑惑をいつ知り、トランプ大統領に伝えていたかどうかなど新たな疑念が浮上した。事情に詳しい複数の関係者によると、ケリー氏に反感を持つ人々などの間では、首席補佐官の交代を迫る動きもあるという。

原題:Kelly’s Handling of Ex-Trump Aide Scrutinized After FBI Account(抜粋)

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