バイオジェンの株価急落-アルツハイマー薬試験の変更で懸念売り

  • アデュカヌマブの試験に参加する患者を約500人追加へ
  • 「良い兆しではない」-ベアードのスコーニー氏

14日の米株式市場で、バイオジェンの株価が急落した。アルツハイマー病治療薬の臨床試験に変更を加えると明らかにしたことが嫌気された。この分野では競合他社による治療薬開発の失敗が相次いでいる。

  バイオジェンは同日の投資家向けプレゼンテーションで、アデュカヌマブの試験に参加する患者を約500人追加すると説明。試験は最終段階にあり、今年後半に完全な結果が出る見通しとなっていた。開発最終段階のアルツハイマー病治療薬で、アデュカヌマブは試験が依然として行われている数少ない薬の一つ。

  統計的なばらつきがあまりにも多く、患者への効果の有無について明確な兆候を研究者が得られていないことが問題と見られている。

  バイオジェンの株価は一時9.1%下落し、取引時間中としては2016年6月以来の大幅安となった。

  ロバート・ベアードのアナリスト、ブライアン・スコーニー氏は電話インタビューで、「治験がデザイン通りにうまくいっていないということは通常、良い兆しではない。アルツハイマー病治療薬の臨床試験の歴史を踏まえると、アデュカヌマブはそもそも極めてリスクの大きい新薬候補と考えられていた」と語った。

原題:Biogen Drops After Alzheimer’s Drug Trial Change Raises Concerns(抜粋)

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