Photographer: Susana Gonzalez

【NY外為】ドル下落、リスク選好で-米CPIは予想上回る上昇

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14日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対し下落。ドル指数はほぼ3週間ぶりの大幅低下となった。この日の米経済指標でインフレ加速と小売売上高の減速が示されたことで、株式および為替のショートポジションが手じまわれた。

  この日のドル下落についてトレーダーは、株式と原油が持ち直し、オプション最終取引を迎えた後のドル一段安を促したようだと説明した。

  米労働省が発表した1月の米消費者物価指数(CPI)では総合指数、コア指数ともに予想を上回った。これを受けてドル指数は上向き、前日比で小幅高となったが、上昇は長続きしなかった。

  ニューヨーク時間午後4時38分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.8%低下し4営業日続落。ユーロは対ドルで0.8%上げて1ユーロ=1.2452ドル。ドルは対円で0.8%安の1ドル=107円00銭。

  スタンダード・チャータードの米国担当エコノミスト、ソニア・メスキン氏はリポートで、今月遅くに発表される米個人消費支出(PCE)が今回のCPIと一致する度合いは、「広い項目でのインフレ上昇が見られたことを踏まえると、これまでの予想以上に大きくなる可能性がある」と指摘した。

  ポンドはドルに対しての上昇幅を拡大し、一時は0.8%上昇して1ポンド=1.40ドル台を突破した。全体的なドル安基調のほか、円およびユーロに対するポンドのショート買い戻しが背景にある。

  

欧州時間の取引

  ドル支援材料を求める強気派が米CPI統計の発表を待ち構える中、ドル指数が下落。欧州のトレーダーによると、東京フィキシングの後に短期筋がドル・ショートを一部手じまったことから、ドル指数は下げ幅を縮小した。

原題:Dollar Tumbles as Risk Appetite Rebounds Amid Stronger Inflation(抜粋)
Dollar Pares Losses as Traders Look for Inflation to Support(抜粋)

(相場を更新し、第5段落以降を追加します.)
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