Photographer: Jin Lee

米CPI上振れで照準は来年に、利上げ回数増に賭ける債券トレーダー

Photographer: Jin Lee

米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ回数が増えるという予想に賭けようと、債券トレーダーらは、2019年に狙いを定めている。

  予想以上に上昇した米消費者物価指数(CPI)を受け、利上げへの道筋がより明確になったとのトレーダーらの見方がユーロダラー先物に反映された。現時点から来年末までに予想される利上げ回数は4回と、CPI統計発表前の3.6回から増加。一方、今年3月の利上げ確率は約90%と、同統計前の85%付近とさほど変わっていない。

  2019年に予想する利上げ回数が増えている理由は簡単だと、トレーダーらは指摘する。そこにバリューがあるからだという。翌日物金利スワップは既に年内約2.6回の利上げを織り込んでいる(FOMC当局者の予測中央値は3回)。一方来年については、CPI発表前時点に同スワップで示唆されていた回数はわずか1.2回(FOMC当局者の予測中央値は2-3回)で、統計後は約1.4回と示唆されている。FOMCが現行方針を維持するなら、この数字には増える余地がある。

  多くのトレーダーがこの賭けの手段として、ユーロダラーのスプレッドスティープナーを利用している。14日には2018年12月限と19年12月限のスプレッドで、12万枚余りが取引された。この大部分はCPI統計発表後に起きた。

原題:Bond Traders Swarm 2019 Fed-Hike Bets After Inflation Surprise(抜粋)

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