Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が4日続伸-10年債利回りは2.9%突破

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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

14日の米株式相場は上昇、午後に入り上げを拡大した。一方で米国債利回りは4年ぶり高水準に上昇。経済指標を受け、金融当局が緩やかな利上げのアプローチを維持するとの見方が広がった。

  • 米国株は4日続伸、S&P500種は年初来プラスを回復
  • 米国債は下落-10年債利回りが2.9%突破
  • NY原油は反発、米在庫が予想より小幅な増加にとどまる
  • NY金は3日続伸、米小売売上高が低調で

  S&P500種株価指数は4営業日続伸。銀行や耐久財メーカーの上げが目立った。この日の上げで同指数は年初来プラスを回復。先週には1月のピークから10%余り下げていた。米国債市場では10年債利回りが2.9%を突破。このほか金が上昇し、ドルは下落した。

  S&P500種株価指数は前日比1.3%高の2698.63。ダウ工業株30種平均は253.04ドル(1%)上げて24893.49ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時35分現在、10年債利回りが9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.92%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。昨年12月以来の大幅高となった。米エネルギー情報局(EIA)の統計で原油在庫が予想より小幅な増加にとどまったことに加え、米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫が減少したことが手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比1.41ドル(2.4%)高の1バレル=60.60ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.64ドル上げて64.36ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3営業日続伸。ほぼ11カ月ぶりの大幅高となった。米小売売上高が予想外に減少したことから成長見通しが悪化、価値保存手段としての金の買いが活発化した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比2.1%高の1オンス=1358ドルで終了した。

  今月に入り、インフレ加速の兆候から市場に動揺が広がっている。この日の早い段階では、1月のインフレ指標が市場予想を上回ったことを受けて金融当局が利上げペースを加速させるとの懸念が広がり、株価先物が下落。ただその後は、低調な小売売上高を消化する中で経済の力強さへの疑念も生じ、利上げ加速への懸念が後退した。

  インベスコの世界市場担当チーフストラテジスト、クリスティーナ・フーパー氏は「個々の経済データがどの程度影響するのか見極めたい」とし、「FOMC(連邦公開市場委員会)としては事例の積み重ねにつながっていく」と続けた。

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は13日、最近の株価急落を受け、金融システムへの脅威に対する警戒を怠らないとしつつも、緩やかな利上げを継続する方針を表明した。

原題:U.S. Stocks Rally as 10-Year Yield Reaches 2.9%: Markets Wrap(抜粋)
Oil Jumps Most This Year as Buildup Slows in U.S. Storage Tanks
Gold Futures Surge as Retail Fizzle Counters Inflation Surprise

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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