円高懸念は行き過ぎか-黒田総裁が注視する実質実効為替レートが示唆

  • 黒田日銀総裁は15年の国会証言で実質実効為替レートに言及
  • 実質実効為替レートでは16年より円は安い-JPモルガンの指数

最近数週間の円高に対し、すでに浅川雅嗣財務官が反応し、円上昇の影響は株式市場にも及んでいる。重要な為替ウオッチャーである日本銀行の黒田東彦総裁は、これまでのところ比較的冷静だ。

  黒田総裁は2015年6月の衆院財務金融委員会で、実質実効為替レートで 「ここからさらに円安はありそうにない」と述べた。現在も実質実効為替レートでは円はドルに対しそれほど強くはないように見え、黒田総裁にとって為替相場が大きな心配事ではない可能性を示唆している。

  チャートは、日本の消費者物価指数(CPI)に基づく円の実質実効為替レートを示すJPモルガン・チェースの指数で、16年に記録した高水準を大きく下回っている。

原題:As Yen Rise Rattles Some, Watch This Measure for BOJ Discomfort(抜粋)

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