きょうの国内市況(2月14日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日続落、円高加速し一時1700、2万1000円割れ-輸出中心売り

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  東京株式相場は3営業日続落。為替が1年3カ月ぶりの水準までドル安・円高が加速し、企業業績への悪影響が懸念された。輸送用機器や電機、精密機器など輸出株、海運や非鉄金属、鉄鋼株など景気敏感セクターも安い。

  TOPIXの終値は前日比14.06ポイント(0.8%)安の1702.72、日経平均株価は90円51銭(0.4%)安の2万1154円17銭。両指数は昨年10月13日以来、およそ4カ月ぶりに一時1700ポイント、2万1000円を割り込む場面もあったが、大引けにかけてはやや下げ渋った。

  岡三アセットマネジメントの前野達志シニアストラテジストは、「為替がいよいよ円高方向に動きだし、投資家心理の悪化は避けられない、来期の業績悪化懸念も踏まえると、日本株の一段の下押しも覚悟すべき」と言う。米長期金利の2.8%台を市場はまだ受け入れられず、「年度内にリスク・オフの円高が105円まで進むと想定すれば、日経平均の下値めどは2万円」とも話した。

  東証1部33業種は輸送用機器、海運、非鉄金属、その他金融、情報・通信、電機、精密機器など26業種が下落。上昇は空運、石油・石炭製品、医薬品、食料品など7業種。

  売買代金上位ではトヨタ自動車や安川電機、日東電工が売られ、今期利益計画の下方修正やメリルリンチ日本証券の目標株価引き下げを受けた三菱マテリアル、岩井コスモ証券が投資判断を下げたディー・エヌ・エーも安い。半面、今期も大幅増益を見込む東海カーボン、利益と配当計画を増額したブイ・テクノロジー、JPモルガン証券が強気判断に上げたSCREENホールディングスは高い。

  東証1部の売買高は18億4229万株、売買代金は3兆4450億円。値上がり銘柄数は432、値下がりは1581。

●債券上昇、円高で日銀オペ減額懸念後退-5年入札順調や超長期債堅調

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  債券相場は上昇。外国為替市場での円高進行を受けて、日本銀行は国債買い入れオペを減額しづらくなったとの観測から超長期ゾーンを中心に買い圧力が掛かった。この日実施の5年債入札が順調な結果となったことも相場の支えとなった。

  長期国債先物市場で中心限月の3月物は前日比1銭高の150円57銭で取引を始め、前日の米債高や円高・株安を背景に午前は150円64銭まで上昇。午後はこの日の高値150円68銭を付け、結局7銭高の150円63銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「米国の金利上昇と株価の調整がグローバルなリスクオフにもつながっており、円高要因となっている。1ドル=110円を超える円高・ドル安だと金利が下がっても日銀は国債買い入れオペを減額できないとの観測から、さらなる金利低下を試す展開になる」と指摘した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.065%で取引を始め、その後0.5ベーシスポイント(bp)低い0.06%と1月9日以来の水準を付けた。新発5年物134回債利回りは0.5bp低下のマイナス0.095%に下げた。

  超長期ゾーンは利回り低下が進んだ。新発20年物163回債利回りが1bp低い0.56%と昨年12月25日以来、新発30年物57回債利回りは一時1bp低い0.785%と昨年11月9日以来の低水準を付けた。新発40年物10回債利回りは一時1.5bp低い0.915%と昨年1月19日以来の水準まで低下した。

  財務省が実施した5年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円94銭と市場予想を1銭上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.67倍と前回5.24倍を下回ったが、小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)はゼロ銭と前回の1銭から縮小した。

●ドル・円が一時107円台割れ、1年3カ月ぶり-日本株安で円買い加速

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が続落し、一時1年3カ月ぶりに1ドル=107円台を割り込んだ。日本株の下落を背景にリスク回避に伴う円買いが強まった。

  ドル・円相場は午後4時20分現在、前日比0.6%安の107円22銭。午前10時の仲値にかけて107円90銭まで強含んだ後、日本株の下落に連れて水準を切り下げ、昨年9月の安値(107円32銭)を下回った。107円ちょうど付近でいったんもみ合ったが、正午過ぎに107円台を割り込むと一時106円84銭と2016年11月以来の安値を付けた。その後は日本株の下げ幅縮小に伴い107円台前半まで値を戻した。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、ドル・円の107円割れは「日本の昼休み中で少し仕掛け的な動きが目についた印象」だが、昨年安値を割り込んでしまったことで、「下方向のモメンタムが強まりやすい流れはできている」と指摘。「どこで反転するのか見極めたいところだが、まだすぐにはそのポイントが見つかりそうにない」と話した。

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