AI専門家が仲間入り、7桁の高額給与を約束する職種

  • 博士号を取得したばかりでも30万ドルを上回る収入を得ることが可能
  • AI人材の層が実際どの程度薄いのか推計はさまざまで開きがある

An attendee tries out an application on a SoftBank Group Corp. Pepper humanoid robot at the SoftBank Robot World 2017 in Tokyo, Japan.

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

複数年にわたり7桁の給料を要求したい人にとって、キャリアの選択肢はこれまで最高経営責任者(CEO)かバンカー、有名芸能人、プロスポーツ選手の4つしかなかった。しかし、今では人工知能(AI)専門家という5番目の職種が加わった。存在するAI専門家の人材の層がどの程度なのか、人数の推計で意見が一致しないことも報酬の高額化を促す理由の一つだ。

  グーグルアップルフェイスブックアマゾン・ドット・コムウーバー・テクノロジーズなどは、顔認証やデジタルアシスタント、自動運転車の開発チームで働くトップ研究者を招聘(しょうへい)するため、目がくらむような高額報酬のパッケージをちらつかせている。マシンラーニング(機械学習)とデータサイエンスで博士号を取得したばかりでも30万ドル(約3220万円)を上回る収入が得られるという。

  テクノロジー業界だけではない。銀行やヘッジファンド、自動車メーカー、製薬会社もそれぞれの関心に応じて、同じような専門知識に期待を寄せている。AIの設計には、高度な数学と統計の理解、データサイエンスとコンピュータープログラミングの基礎知識、そして洞察力を併せ持つ人材が必要であり、見いだすことは難しい。人材の層が実際どの程度薄いのか正確な数字に関する推計もさまざまで開きがある。

  中国でグーグルの事業運営に携わったベンチャーキャピタリスト、カイフー・リー氏は、今年の世界経済フォーラム(WEF)年次総会( ダボス会議)の場で、「このようなスーパースターにグーグルは100万ドルを支払う。そこまで高額な人材は必要ないかもしれないが、少なくとも1人分については、このスケールを突破する必要がある」と語った。
  

原題:Sky-High Salaries Are Silicon Valley’s Weapon in AI Talent War

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