Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

相場波乱がウォール街の眠気一掃-トレーディングフロアに活気戻る

  • ボラティリティーは金融機関にとって酸素、持続性は未知数
  • 市場の異常な静けさが終われば収益機会がもたらされるとの期待感

ウォール街に朗報だ。トレーダーたちが再び活発に売買している。

  予想不可能で時には狂乱状態の市場動向の影響はここ数日、あちこちで鮮明になっている。通常ならちょっとした情報交換のために電話に出てくれたトレーダーたちが今は、話すのは取引終了後にしてほしいと頼んでくる。資本市場担当のバンカーらは会議を早めに切り上げてデスクに戻る。出会い系アプリ をチェックする回数もずいぶん減った。

  ボラティリティーがようやく市場に戻ってきたからだ。最近の荒っぽい値動きは一般投資家をろうばいさせたかもしれないが、市場の異常な静けさが終われば収益機会がもたらされるとの期待感がゴールドマン・サックス・グループなどの大手金融機関から小規模な独立系ブローカーにまで広がりつつある。

  ゴールドマンの債券トレーディング収入の落ち込みなどを含め、ウォール街の金融機関は過去3四半期連続でさえない業績だったが、最近の相場の波乱は、市場の正常化の前触れとなる可能性がある。正常化すれば下落の動きも上昇の動きも予想される。ボラティリティーは酸素のようなもので、顧客に投資やポジションの守りを促す。

  それが続くかどうか(この点についてはトレーダーとアナリストの意見は分かれており)誰にも分からない。

ブルームバーグのジュリー・ハイマンがボラティリティー復活の理由を解説。

(出所:Bloomberg)

原題:Wall Street’s Sleepy Trading Floors Get Jolt They’ve Needed (2)(抜粋)

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