米上院議員ら、移民問題巡る譲歩案で苦戦-十分な支持確保の提案なし

  • マコネル共和党院内総務、週内に法案を取りまとめたい意向表明
  • 民主党院内総務、ドリーマー保護と国境警備強化案の審議採決求める

米共和党のマコネル上院院内総務は、週内に移民法案を取りまとめたい意向を表明した。ただ、共和・民主両党の譲歩案に取り組む上院議員らは、これまでの提案で可決に十分な票を確保できているものはないと述べている。

  民主党のマーフィー上院議員(コネティカット州)は「現在ある法案のうち(上院での可決に必要な)60票を確保できるものがあるのか分からない」と発言。民主党は不法移民を強制送還から保護する代わりに合法移民を削減することを求めるトランプ大統領の案を支持したくないと説明した。同議員は親族の呼び寄せによる移民を配偶者と未成年の子に限定することについてホワイトハウスと共和党議員が譲歩していない状況からみて、どんな内容で可決できるか全く分からないと付け加えた。

  共和党のグラム上院議員(サウスカロライナ州)は、上院で可決できる法案の中見について質問された際に「分からない」と語った。

  幼少期に親に連れられ米国に入国した不法移民の若者「ドリーマー」を強制送還から保護したい考えでは与野党は一致しているが、その方法についてはまだ合意できていない。トランプ米大統領はオバマ政権下で導入されたドリーマーの在留を認める措置(DACA)を撤廃し、その代わりの法案にメキシコ国境の壁建設と、くじ引きで永住権を与える制度の廃止、親族の呼び寄せによる移民を配偶者と未成年の子に制限することを組み合わせる必要があると主張している。

  13日午後にはマコネル院内総務と民主党のシューマー上院院内総務の間で、審議をどう始めるかを巡って対立が見られた。マコネル氏がドリーマー問題とは無関係の聖域都市に関する修正を最初の提案として出す方針を示し、「始める準備はできている」と述べたのに対し、シューマー氏はこれに反対。同氏はトランプ大統領の提案とともに、ドリーマー支援と国境警備強化に関する民主党案の審議と採決を求めた。

原題:Senate Struggling to Find Votes for an Immigration Compromise(抜粋)

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