Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

ゴールドマンのコーエン氏、強気トーンに変化-S&P高値更新難しい

  • 「高水準持続にはバリュエーションの支えが必要だ」とコーエン氏
  • 「数年にわたる利益の伸び持続とリセッションに陥らず」が前提

米銀ゴールドマン・サックス・グループのアビー・ジョゼフ・コーエン氏は、強気のストラテジストとして知られるが、いつもは明るい株式市場に対する見解に若干の疑いが入り込み始めたようだ。

  株式相場が2年ぶりに調整局面入りする中でコーエン氏は、S&P500種株価指数が1月26日に付けた過去最高値の2872.87を上回るのは難しいとの見通しを示唆した。13日の米株市場で、同指数は前日比0.3%高の2662.94で終了した。

コーエン氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  ゴールドマンでシニア投資ストラテジストを務めるコーエン氏は、13日のブルームバーグラジオのインタビューで、「高水準の持続にはバリュエーション(株価評価)の支えが必要だ」と語った。

  ゴールドマンの株式ストラテジストのデービッド・コスティン氏は、S&P500種が年末までに2850に達すると予測。この水準は、ブルームバーグが調査しているストラテジストの予想平均(2940)よりも低い。

  コーエン氏は2850前後という水準について、そこまで高く上昇するかどうか警戒するよう促し、「数年にわたる利益の伸び持続と、リセッション(景気後退)が起きないという見通し」が織り込まれていると分析。さらにゴールドマンのストラテジストらは「債券について引き続き懸念している」とした上で、「米国だけにとどまらず世界中で利回りが上昇するだろう」と予測し、最近の債券相場の下落を「誰も驚かなかったはずだ」と指摘した。

  同氏はまた、「ワシントンから出てくる政策が、持続可能な中・長期的経済成長を支えるとは私には思えない」と述べ、長期的な成長を支援しない要因として、通商政策とインフラ計画、予算教書、税制の変更に言及した。

原題:Goldman’s Abby Joseph Cohen Changes Her Bullish Tone (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE