2月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル指数が下げ縮小、円は5カ月ぶり高値維持できず

  13日のニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロと円に対し続落。ドル指数は、朝方に強かったリスク警戒感が和らいだことで、下げ幅を縮小した。円は主要10通貨の大半に対して上昇を維持した。

  円はドルに対し底堅く推移した。ただ、米国株が寄り付きの下げを埋め、その後も値を保ったことから、円は5カ月ぶり高値を維持できなかった。ドルは主要通貨の大半に対して下げたが、ドル指数は一時の0.5%安から下げ幅を縮めた。外為取引の出来高は意外なほど低調だったとトレーダーらは指摘した。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%低下。ユーロは対ドルで0.5%上げて1ユーロ=1.2354ドル。ドルは対円で0.8%安の1ドル=107円82銭。

  現在のドル低迷は、トランプ米大統領が前日公表した予算教書に赤字財政支出が盛り込まれたことを受けた米国見通し懸念の再燃を反映している可能性がある。TDのマーク・マコーミック氏は顧客向けリポートで「双子の赤字の再来はドルを震撼(しんかん)させるはずだ」と指摘した。

  ポジション調整以外には季節要因も円を支えている可能性があると、トレーダーらは指摘した。米国債のクーポン償還は2月と8月にピークに達する傾向があり、会計年度末を控えての日本企業のレパトリエーションが円需要を高めている可能性がある。

欧州時間の取引

  円が主要10通貨の全てに対し上昇。対ドルでは一時1.1%高の107円43銭まで買われた。日本株が早い時間の上げから下げに転じたことなどで、円の上昇に弾みが付いた。
原題:Dollar Pares Drop, Yen Stalls at 5-Month High as Jitters Abate(抜粋)
Yen Climbs to Five-Month High as Nikkei Tumbles, Stops Triggered(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が3日続伸、国債も買われる-ドルは下落

  13日の米株式相場は上昇。一方でドルは下落し、米国債は値上がりした。14日に発表される米消費者物価指数(CPI)に市場は注目している。

  • 米国株は上昇、S&P500種が3日続伸
  • 米国債は値上がり-10年債利回り2.83%
  • NY原油は小反落、OPEC減産の取り組みとシェール増産の綱引き
  • NY金は続伸、原油との価格差は昨年12月以来の最大

  S&P500種株価指数は3営業日続伸。1月半ば以降で最長の連続高となった。金融や食品小売りが高い。またこの日は、先週見られたボラティリティー急上昇が引き続き市場の重しとなる中で安全資産が買われ、円が大幅高となったほかスイス・フランや金も値上がりした。ドルは3営業日続落で、約1週間ぶり安値。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の2662.94。ダウ工業株30種平均は39.18ドル(0.2%)上昇の24640.45ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時34分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.83%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小幅反落。世界的な供給過剰を解消させようと石油輸出国機構(OPEC)が取り組む一方で、米国のシェールオイル生産が増えていることが重し。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比10セント(0.2%)安の1バレル=59.19ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は13セント上げて62.72ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。米シェールオイル生産が増加する中、原油との比較で金は昨年12月以来の割高な水準で取引されている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.3%高の1オンス=1330.40ドルで終了した。

  ボラティリティーの水準は依然として高く、投資家の不安がなお続いていることが示されている。14日発表の米CPIは、今後の市場の行方を見極める上で手掛かりとなる可能性がある。

  クリアブリッジ・インベストメンツのチーフ投資ストラテジスト、ジェフリー・シュルツ氏は「今の経済・市場サイクルの終了にかけて、ボラティリティーは高くて普通という状態となるだろう」指摘。「その多くは、金利の正常化と関係している」と続けた。

  ヘッジファンドなど大口の投機家による米国債先物の弱気ポジションは過去最高に達し、債券相場の下落が近く再開するとの市場の予想を示している。ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは、米10年債の利回りが今後半年の間に3.5%に達する可能性があると分析。米国の利上げペース加速を市場が織り込むとみている。
原題:U.S. Stocks Climb as Dollar Slumps for Third Day: Markets Wrap(抜粋)
Crude Rebounds From Loss as Demand Shrivels Global Oversupply
PRECIOUS: Gold-Oil Ratio Advances in Longest Streak Since April

◎欧州株:ストックス600は反発、世界的に株式相場が上昇で

  12日の欧州株式市場では、指標のストックス600指数が反発。過去2週間続いた下げが止まった。市場が安定しつつある兆しが広がっている。

  ストックス600指数は前週末比1.2%高の372.93。業種別19指数が全て上昇、鉱山株は1.9%値上がり。

  英FTSE100は1.2%高、独DAXは1.4%高、仏CAC40は1.2%高。

  個別銘柄ではTDCが13.4%高、ユミコアは6.1%上昇、シンナビークは4.9%の値上がり。
原題:Europe Stocks Rise as Global Equities March Higher AfterSelloff(抜粋)

◎欧州債:スペイン債など周辺国債が下落-イタリア国債入札は堅調

  13日の欧州債市場ではスペイン債を中心に周辺国の長期債が下落。イタリアでの国債入札を控えたコンセッションが午後の相場でも続き、周辺国の国債に波及した。一方、円が上昇を維持する中でドイツ国債は堅調な相場が続いた。

  シンジケーションによるスペイン30年債の発行が数週間以内にあるとの観測が、イタリア国債入札を巡るヘッジの流れを加速させ、スペイン債ではなくイタリア30年債を選好する動きにつながった可能性がある。

  イタリアの国債入札は全ての年限で需要が堅調だった。ドイツ国債と米国債の先物は円上昇の中で値上がり。
原題:Spain Leads Losses After Italy Sale; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

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