パウエルFRB議長:金融安定へのいかなるリスクにも警戒続ける

更新日時
  • 政策金利とバランスシートで緩やかな正常化を進める過程にある
  • 金融規制に盛り込まれた極めて重要な要素を保持
ワシントンで最も退屈な男がFRB議長に

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、金融市場が混乱する中で、金融当局は経済に対する脅威が生じないか警戒していると述べた。また当局は完全雇用と物価安定の目標達成に向けて前進を続けていると指摘した。

  パウエル議長は「金融の安定を脅かすリスクが生じていないかどうか、われわれは警戒を続ける」と表明。発言内容は宣誓就任式での演説テキストに基づく。「金融当局は景気回復の持続と2大責務達成に向けて、政策金利とバランスシートの両方で緩やかな正常化を進める過程にある」と続けた。

パウエルFRB議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  議長の公の場での発言は、金融市場が先週大きなボラティリティーに見舞われて以降で初めて。フェデラルファンド(FF)金利先物の動向によれば、3月20-21日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)の次回会合では利上げが広く予想されている。

  パウエル議長は、「われわれは2大責務の達成に向けて大きく前進し、目標にずっと近づいている」と指摘。「さらに、金融システムはこれまでにないほど力強さと安全性を増している。資本水準と流動性はずっと高まり、リスク管理も向上、他にも改善が見られる」と述べた。

  また金融当局として、「金融規制に盛り込まれた極めて重要な要素を保持しつつ、われわれの政策が可能な限り効率的なものになるよう努める」と強調した。

  パウエル議長は、イエレン前議長の後任として5日に宣誓就任した。

原題:Powell Says Fed Alert to Any Developing Financial Risks (1)(抜粋)

(議長の発言を追加し、更新します.)
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