シリアでロシア人雇い兵多数が死亡、米・有志連合基地攻撃-関係者

  • 殺害された雇い兵は200人以上か-大半はロシア人
  • 基地攻撃はロシア軍の司令に基づかないもよう

シリアのアサド政権を支持するロシア人を中心とする雇い兵部隊がデリゾール県で先週、米軍と有志連合が拠点とする基地に攻撃を仕掛けて失敗し、200人以上の兵士が死亡した。米当局者1人と事情に詳しいロシア人3人の情報で明らかになった。かつての冷戦で対立した両国にとり、これまでにない数の犠牲者が出たもよう。

  シリアの内戦は今や、イスラム教過激派組織やクルド人部隊、イラン、トルコ、イスラエルを巻き込んだ代理戦争として混迷の度を深めているが、今回の攻撃はロシア軍の司令によるものではなかったもよう。ロシア軍はこの攻撃には一切関与していないと表明。米軍もロシア軍の主張に異議を唱えていない。マティス米国防長官は事態に「困惑している」と述べたが、詳細には言及しなかった。

混迷するシリア情勢

出所:IHSマークイット

  米軍報道官を務めるトーマス・ビール大佐は、「一方的な攻撃は未然に防がれた。今回の攻撃のさなか、およびその前後に有志連合側とロシア側との間で定期的な意思疎通が行われていた」との声明を発表。「ロシア側は連合に対し、同地域の連合部隊に対する軍事行動は起こさないと約束した」と続けた。

原題:U.S. Strikes Said to Kill Scores of Russia Fighters in Syria (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE