Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が3日続伸、国債も買われる-ドル下落

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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

13日の米株式相場は上昇。一方でドルは下落し、米国債は値上がりした。14日に発表される米消費者物価指数(CPI)に市場は注目している。

  • 米国株は上昇、S&P500種が3日続伸
  • 米国債は値上がり-10年債利回り2.83%
  • NY原油は小反落、OPEC減産の取り組みとシェール増産の綱引き
  • NY金は続伸、原油との価格差は昨年12月以来の最大

  S&P500種株価指数は3営業日続伸。1月半ば以降で最長の連続高となった。金融や食品小売りが高い。またこの日は、先週見られたボラティリティー急上昇が引き続き市場の重しとなる中で安全資産が買われ、円が大幅高となったほかスイス・フランや金も値上がりした。ドルは3営業日続落で、約1週間ぶり安値。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の2662.94。ダウ工業株30種平均は39.18ドル(0.2%)上昇の24640.45ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時34分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.83%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小幅反落。世界的な供給過剰を解消させようと石油輸出国機構(OPEC)が取り組む一方で、米国のシェールオイル生産が増えていることが重し。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比10セント(0.2%)安の1バレル=59.19ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は13セント上げて62.72ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。米シェールオイル生産が増加する中、原油との比較で金は昨年12月以来の割高な水準で取引されている。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.3%高の1オンス=1330.40ドルで終了した。

  ボラティリティーの水準は依然として高く、投資家の不安がなお続いていることが示されている。14日発表の米CPIは、今後の市場の行方を見極める上で手掛かりとなる可能性がある。

  クリアブリッジ・インベストメンツのチーフ投資ストラテジスト、ジェフリー・シュルツ氏は「今の経済・市場サイクルの終了にかけて、ボラティリティーは高くて普通という状態となるだろう」指摘。「その多くは、金利の正常化と関係している」と続けた。

  ヘッジファンドなど大口の投機家による米国債先物の弱気ポジションは過去最高に達し、債券相場の下落が近く再開するとの市場の予想を示している。ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは、米10年債の利回りが今後半年の間に3.5%に達する可能性があると分析。米国の利上げペース加速を市場が織り込むとみている。

原題:U.S. Stocks Climb as Dollar Slumps for Third Day: Markets Wrap(抜粋)
Crude Rebounds From Loss as Demand Shrivels Global Oversupply
PRECIOUS: Gold-Oil Ratio Advances in Longest Streak Since April

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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