きょうの国内市況(2月13日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、米金利と円高警戒強く午後崩れる-景気敏感セクター安い

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  東京株式相場は午後の取引で崩れ続落。米国金利の一段上昇への警戒が根強い上、為替が円高方向に振れ、投資家心理が悪化した。輸送用機器やゴム製品、機械など輸出株、商社や海運、鉄鋼株など景気敏感セクターが安く、空運や銀行株の下げも目立った。

  TOPIXの終値は前営業日比15.19ポイント(0.9%)安の1716.78、日経平均は137円94銭(0.6%)安の2万1244円68銭。

  富国生命投資顧問の奥本郷司社長は、「市場には株式や不動産価格に影響が大きい米国の金利上昇が続けば、FRBメンバーからけん制が入り、金利高を抑制するとの期待がどこかにある」としつつ、「経済が強く、インフレ圧力も強ければ、3月の米利上げは規定路線だ。テクニカルやバリュエーション面から妙味があっても、買いで動ける投資家は限られる」との見方を示した。

  東証1部33業種はゴム製品、空運、海運、陸運、輸送用機器、石油・石炭製品、機械、卸売、銀行、医薬品など28業種が下落。上昇は繊維、その他製品、鉱業、精密機器、倉庫・運輸の5業種。

  トヨタ自動車やルネサスエレクトロニクス、ダイフク、ブリヂストンが売られ、決算発表で自社株買いが見送られたことへの失望が広がったNTT、鉄道機器の利益率低下にメリルリンチ日本証券が懸念を示したナブテスコも安い。半面、任天堂やソフトバンクグループ、資生堂は上げ、野村証券が投資判断を「買い」に上げた東レ、今期も連続営業増益を計画したライオンも高い。

  東証1部の売買高は19億6239万株、売買代金は3兆7126億円。値上がり銘柄数は629、値下がりは1366。

●債券上昇、日銀の金利抑制継続見通しで買い安心感-超長期債が強い

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  債券相場は超長期債を中心に上昇した。日本銀行の黒田東彦総裁の続投観測を背景に、日銀による金利上昇を抑制する姿勢が継続するとの見方が買い安心感につながった。

  現物債市場で新発20年物の163回債利回りは日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低い0.57%で推移した。一時は0.565%と、昨年12月28日以来の水準まで買われた。新発30年物57回債利回りは0.5bp低い0.80%と昨年12月19日以来、新発40年物の10回債利回りは1.5bp低い0.925%と昨年1月23日以来の水準までそれぞれ低下した。長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは横ばいの0.065%で取引された。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「日銀がかなり早めに手厚い措置を取ったので、海外の金利上昇にもかかわらず、円債は落ち着いた動きになっている。黒田総裁再任の話もかなりタイムリーに出た」と指摘。「超長期ゾーンは1月の日銀オペ減額後に売られる場面もあったが下値の堅さが確認されている。期末にかけて生保の買い入れが遅れている分、30年や40年債がかなり強い動きになっており、それに連れて20年ゾーンもさらに強くなっている」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前週末比3銭安の150円47銭で取引を開始後にプラスに転換。午後の取引では株安・円高の進行を背景に、午前の高値に並ぶ150円58銭まで上昇。結局は6銭高の150円56銭で引けた。

  日銀がこの日に実施した国債買い入れオペの結果は、残存期間1年以下の応札倍率が前回を下回った一方、5年超10年以下は上昇した。買い入れ額はそれぞれ前回から据え置かれた。

●ドル・円は下落、日本株下落に転じ108円台前半-ユーロ堅調

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  東京外国為替市場でドル・円は1ドル=108円台前半に下落。午前は日本株の上昇を受けてドル買い・円売りが先行した後、午後に入って日本株が下落に転じたことなどが重しとなり、水準を切り下げた。

  午後3時29分現在のドル・円相場は前日比0.5%高の108円08銭。午前に108円78銭まで上昇した後に伸び悩み、午後に入って108円06銭まで下落した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、一時0.3%低下の1128.23まで下げ、7日以来の低水準を付けた。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、「株が売られてきて、ドル・円は重くなっている」と説明。ただ「株と為替の相関が確実かと言うと、最近はリスクオンでもドル売り相場になっている。前週末と昨日の米国株は良かったので、109円台に戻るかと思ったが上値が重く、為替相場の方向性は見えていない」とも語った。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、前日比0.2%高の1ユーロ=1.2322ドル。ポンド・ドル相場は0.2%高の1ポンド=1.3869ドル。

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