株式にバブルの様相、下落終了かは「まだ分からない」-シラー教授

  • ここからさらに下げる可能性は排除できない
  • 弱気相場に入るのか、安定して上昇に向かうのか極めて不明瞭

ノーベル経済学賞受賞者でドット・コム・バブルや住宅バブルの崩壊を予見して警鐘を鳴らした米エール大学のロバート・シラー教授は、株式相場の下落が終わったかどうかは「まだ分からない」と述べた。

  世界の市場から今月これまでに約5兆ドル(約541兆円)を吹き飛ばした急激な下げから相場が回復する兆しが見られる中、シラー教授はブルームバーグテレビジョンに対し、ここからさらに下げる可能性は排除できないと語った。

  同教授によると、相場急落に入る前の投資家の最近のセンチメント調査では、相場が過大評価されていると考えながらも株価上昇への期待が続いていたことが示された。「これはほぼバブルの定義だ。マーケットが過大評価されていると考えているのに、まだ上昇余地があると考え、それについていこうとするなら、それはバブルだ」と同教授は述べた。
            

エール大学のシラー教授、先週の相場急落後の市場心理について語る。

出所:ブルームバーグ

         
  最近の相場急落を株式を買う好機とみる市場参加者の中には、ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーのストラテジストらがいる。

  シラー教授は「マーケットは過大評価され、調整が必要という強い確信が広く市場に行き渡っていた」と述べた上で、「確かに調整はあった。ただ、次はどうなるのか、弱気相場に入るのか、安定して上昇に向かうのかどうか、極めて不明瞭になっている」とコメントした。                

                

原題:Shiller Says ‘Open Question’ Whether Stock Sell-Off Is Over(抜粋)

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