コーエン氏とポイント72を女性社員が訴え-性差別の風土助長と主張

  • 職務が同等ないし責任がより少ない男性と比べて報酬が少ないと訴え
  • 一連の主張を「全面的に否定する」とポイント72

資産家スティーブン・コーエン氏がヘッジファンドの運用を再開し、業界に返り咲きを果たそうとしている折も折、同氏率いるポイント72アセット・マネジメントが女性差別を行い、性差別の企業風土を助長しているとして、現職社員が同社とコーエン氏、ダグ・ヘインズ社長を相手取り訴えを起こした。

  ニューヨークの連邦裁判所に12日に提出された訴状によれば、ポイント72のアソシエートディレクター、ローレン・ボナー氏は、ヘインズ社長について、オフィスのホワイトボードに不適切な言葉を記入し、それを何週間も放置したと主張。男性と比較して女性の採用や昇進が少ない同社では女性のポートフォリオマネジャーとマネジングディレクターは1人ずつしかおらず、自分自身も職務が同等ないし責任がより少ない男性社員と比べて報酬が少ないと訴えた。

  マッキンゼーの元ディレクターであるボナー氏は、コーエン氏のヘッジファンド運営会社が証券詐欺などの罪を認め罰金など巨額の支払いに応じた後、2014年に採用され、業務の見直しに携わった。ポイント72は電子メールで配布した発表資料で、「これらの主張を全面的に否定する。メディアよりも適切な場所で抗弁し争う」と回答した。

  一方、ボナー氏の代理人を務めるウィグドー法律事務所の弁護士らは、訴訟が「ポイント72の構造的な性差別を露呈させるものだ」と電子メールで指摘した。訴訟については、米紙ニューヨーク・タイムズが12日に先に報じていた。
  

原題:Steve Cohen’s Point72 Accused in Lawsuit of Sexism in Workplace(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE