シティやゴールドマン、欧州銀のAT1債連動ETFを計画-関係者

  • シティはAT1債の指数に連動するETF販促のため投資家と会合
  • 顧客が広がればボラティリティーが高まる恐れとケアン・キャピタル

米銀シティグループやゴールドマン・サックス・グループなどが、最もリスクの高い欧州の銀行債に連動する上場投資信託(ETF)の設定に動いている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、シティは今年に入り「その他ティア1債」(AT1債)の指数に連動するETFの販促のため投資家と会合を持った。ゴールドマンも同様の金融商品提供について発行体と協議しており、中郵創業基金管理の海外資産運用部門、中郵創業国際資産管理もAT1債ファンドを準備しているという。

  シティとゴールドマンの担当者は、AT1債ETFを計画しているかどうかについてコメントしていない。中郵創業国際資産管理のロンドン在勤マネジングディレクター、ダニー・ドラン氏も同社の計画に関するコメントを控えている。中郵創業国際資産管理は2016年に英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)から欧州ETF部門を取得した。

  ICE・BofAメリルリンチ・コンティンジェント・キャピタル・インデックスによれば、AT1債の昨年のリターンはプラス14%と高利回り社債の約2倍となった。

  しかしケアン・キャピタルのポートフォリオマネジャー、フィリップ・ケラーハルス氏は、AT1債の指数に連動するETF設定の動きについて、投資家の層が広がり、機関投資家よりも反応しやすいリテール投資家が増えれば、ボラティリティーが高まる可能性があると指摘した。

原題:Citi, Goldman Are Said to Plan ETFs Tied to Riskiest Bank Bonds(抜粋)

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