ドル・円は下落、日本株下落に転じ108円台前半-ユーロ堅調

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  • 午前に108円78銭まで上昇した後、午後に108円06銭まで下落
  • 株が売られてきてドル・円は重くなっている-ステート・ストリート

東京外国為替市場でドル・円は1ドル=108円台前半に下落。午前は日本株の上昇を受けてドル買い・円売りが先行した後、午後に入って日本株が下落に転じたことなどが重しとなり、水準を切り下げた。

  13日午後3時29分現在のドル・円相場は前日比0.5%高の108円08銭。午前に108円78銭まで上昇した後に伸び悩み、午後に入って108円06銭まで下落した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、一時0.3%低下の1128.23まで下げ、7日以来の低水準を付けた。

  ステート・ストリート銀行の若林徳広在日代表兼東京支店長は、「株が売られてきて、ドル・円は重くなっている」と説明。ただ「株と為替の相関が確実かと言うと、最近はリスクオンでもドル売り相場になっている。前週末と昨日の米国株は良かったので、109円台に戻るかと思ったが上値が重く、為替相場の方向性は見えていない」とも語った。

  この日の日経平均株価は続落。朝方に一時300円近く上昇した後、午後に入って下落に転じて前週末比137円94銭(0.7%)安の2万1244円68銭で取引を終えた。米S&P500種Eミニ先物も午後に下落に転じた。
  
  市場では、米国で14日に発表される1月の消費者物価指数(CPI)と小売売上高に関心が集まっている。ブルームバーグ調査によるとCPIは前年比1.9%上昇、小売売上高は前月比0.2%増加が見込まれている。昨年12月はそれぞれ2.1%上昇、0.4%増加だった。

  FPG証券の深谷幸司社長は、「米CPIが過熱懸念を示せば、米長期金利が上昇し、株の上値が重くなる可能性がある。米CPIが強含めば、米利上げペースへの警戒感が高まる」と指摘。「米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーが代わってタカ派になるとの思惑もありリスク資産に対する警戒感はくすぶる」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、前日比0.2%高の1ユーロ=1.2322ドル。ポンド・ドル相場は0.2%高の1ポンド=1.3869ドル。英国ではこの日、1月の物価統計が発表される。

  ステート・ストリート銀の若林氏は、欧州中央銀行(ECB)や日本銀行などを挙げ、「各中銀の金融緩和政策に慣れ過ぎていると言っていた人がいたが、各国中銀は転換点に来ている」と語った。

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