ドイツ銀、CMBS巡り4.9億円支払いへ-顧客を欺いたとSEC主張

  • トレーダーらは顧客がより高い価格で購入するよう誘導したとSEC
  • CMBS元責任者も16万5000ドルの支払いと1年の就業停止に同意

ドイツ銀行は、トレーダーらが商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の価値について顧客を欺き、不当な利益を得たと米証券取引委員会(SEC)から指摘された問題を決着させるため、顧客への返金と制裁金合わせて約450万ドル(約4億9000万円)の支払いに応じた。

  SECは12日の発表資料で、ドイチェ・バンク・セキュリティーズ部門のセールス担当者らは、同行がCMBS購入で支払った金額を偽り、顧客がより高い価格で購入するよう誘導したと主張した。同行のCMBSトレーディング元責任者ベン・ソロモン氏もSECの制裁の対象となり、16万5000ドルの支払いと証券業界での1年間の就業停止処分に同意した。

  SEC法執行局のコンプレックス金融商品グループ責任者ダン・マイケル氏は「トレーダーらがCMBSの購入価格や他の重要な詳細情報を偽り、顧客を犠牲にして利益を生む過程で、ドイツ銀とソロモン氏は監視を怠った」と指摘した。

  ドイツ銀は問題の行為を巡り、370万ドル余りを顧客に返金し、75万ドルの制裁金を支払う。同行とソロモン氏は、SECの主張を肯定も否定もしていない。

  ドイツ銀の広報担当者は、同行がSECの調査に広範に協力し、場合によっては解雇を含む適切な懲戒処分を実施したと電子メールで回答した。ソロモン氏の代理人ジャド・バースタイン弁護士にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

原題:Deutsche Bank Sanctioned for Misleading Buyers on Bond Sales (1)(抜粋)

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