ダリオ氏:リセッションのリスク高まる-債券市場はピークを過ぎた

ヘッジファンドマネジャーで資産家のレイ・ダリオ氏は、向こう1年半から2年にリセッション(景気後退)に陥るリスクが高まりつつあると指摘。また債券市場はピークを過ぎたとの見方を示した。

  ダリオ氏は12日、リンクトインへの投稿で「米国のビジネスサイクルは自身が考えていた以上に進んでいるとし、株式に関して判断を下すのは困難だと指摘した。

レイ・ダリオ氏

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  ブリッジウォーター・アソシエーツで世界最大のヘッジファンドを運用するダリオ氏は「株式市場がピークからどれだけ離れているか正確には分からないが、債券市場がピークを過ぎたのは明らかだ」と記した。

  借り入れコスト上昇懸念から主要株価指数が急落するなど、米国債市場やインフレ見通しが株式を圧迫している。米国では大型減税に加え、9日には連邦政府支出を約3000億ドル(約32兆7000億円)増やし債務上限を1年間停止する期間2年の予算合意にトランプ大統領が署名した。こうした中で米金融当局は利上げペースの加速を迫られる
可能性が高まっていくことになろう。

  ダリオ氏は「現在はサイクルにおいて、中央銀行が金融政策を正しく行うのが困難な時期にあり、バランスを取るのが特に難しくなる」と指摘した。

  さらに、多くの投資家が2018年に見込まれる米経済の強さに目を向けているが、「われわれは2019年、そして(次期大統領選の年である)2020年により注目している」と説明。「リセッションの可能性、そしてそのリセッションが次期大統領選に先立ちどのようなものになるのかについて話さないのは見過ごしであり、不適切なように思われる」と記した。

原題:Dalio Says Recession Risks Rising, Bonds Are Past Their Peak (1)(抜粋)

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