アイカーン氏ら投資家、富士フとの合意は米ゼロックスを過小評価

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ゼロックス株を保有する投資家カール・アイカーン氏とダーウィン・ディーソン氏は、ゼロックス富士フイルムホールディングスに経営権を譲る計画に反対を表明し、合意はゼロックスを「ひどく過小評価している」と主張した。

  両氏は12日、共同で出したゼロックス株主への書簡に「端的に言って、現在の取締役会はゼロックスの体系的破壊を招いており、われわれが動かなければ、この富士フHDとの最新計画は会社の終焉(しゅうえん)を告げるものとなる」と記した。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、アイカーン氏はゼロックス株式の約9.2%を、ディーソン氏は約6%をそれぞれ保有する。ゼロックスは先月、富士フHDに経営権を譲渡することで合意した。

  ゼロックス株は1.2%高の29.95ドルで12日の取引を終え、これに基づく時価総額は約76億ドル(約8260億円)。

  ゼロックスの広報担当者は12日、電子メールによる声明で、社外の取締役および顧問が「何カ月もかけて」実施した包括的見直しでは幾つかの選択肢に対する詳細分析が行われ、富士フHDとの取引が「ゼロックス株主への価値創出に最良の道」だとの結論に至ったと説明した。

  アイカーン、ディーソン両氏は、ゼロックスが46日間にわたって交渉した際、他の関心表明をどのように評価したかについて、完全かつ詳細な開示を要求している。

  (更新前の記事で3段落目のディーソン氏の持ち分を訂正済みです)

原題:Icahn, Deason Say Fuji’s Xerox Takeover Undervalues Company (1)(抜粋)

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