2月12日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、米国株反発でリスク選好の動き

  12日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対し下落。米国株の大幅高や、米国債利回りが総じて安定的に推移したことがリスク回避の動きを和らげた。

  ドルは主要通貨の大半に対して下落した。この日はリスク選好の動きが戻り、S&P500種株価指数は前週末比で1.4%上昇した。株式相場の動向、また財政支出拡大が懸念される中で米国債長短利回り差が拡大する可能性があることに注目が集まり、為替取引の資金フローは比較的低調だった。

  ニューヨーク時間午後4時58分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.3%低下。ユーロは対ドルで0.3%上げて1ユーロ=1.2292ドル。ドルは対円で0.1%安の1ドル=108円66銭。

  トランプ米大統領はこの日、トレーダーの注目を集めていた2019年度予算教書を公表。1兆7000億ドル(約180兆円)規模の強制的歳出・歳入削減などが盛り込む内容となった。

  年初来最高近くで推移していた為替ボラティリティー指標は、若干の落ち着きを見せた。

  ユーロはドルに対し上昇。朝方には日中安値を付け前週末比で一時マイナスとなったが、米国株の上昇を背景に持ち直し、前週減っていたユーロ・ロングの再形成を促した。

欧州時間の取引

  比較的落ち着いた地合いの中、ドルが主要通貨の大半に対し下落した。トレーダーはこの後のトランプ大統領の予算教書公表に注目した。欧州のトレーダーらによると、出来高は低く、短期筋によるドル買い持ちの巻き戻しが主に見られた。
原題:Dollar Slides as Risk Aversion Fades Amid Gains in U.S. Stocks(抜粋)
Dollar Falls as Risk-Off Mood Eases Before Trump Unveils Budget(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が大幅続伸-国債は下げほぼ埋める

  12日の米株式相場は大幅続伸。先週は過去2年間で最もパフォーマンスの悪い1週間となったが、このところ安定の兆しを見せつつある。

  • 米国株は続伸、ナスダック総合は年初来でプラスに
  • 米国債は下げ埋める-10年債利回りは2.86%
  • NY原油は小反発、世界需要堅調でシェール増産を相殺との見方
  • NY金は反発、ドルの下落で

  ドルが下落する中、米10年債利回りは一時付けた4年ぶり高水準から低下。ナスダック総合指数は年初来でプラスに転じ、ダウ工業株30種平均とS&P500種株価指数は年初来で1%未満の下げとなった。好調な雇用統計を受けて米国債利回りが急伸して以降、株式と債券は綱引き状態が続いている。

  S&P500種株価指数は前週末比1.4%高の2656.00。ダウ工業株30種平均は410.37ドル(1.7%)上げて24601.27ドル。ナスダック総合指数は1.6%高の6981.96。米国債市場で10年債利回りは、ニューヨーク時間午後4時46分現在、1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満上昇の2.86%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小幅反発。アラブ首長国連邦(UAE)のスハイル・エネルギー相の発言を受け、米シェール増産への警戒が和らいだ。同相は力強い原油需要のほか、石油輸出国機構(OPEC)など産油国による減産の取り組みで供給過剰の状況は緩和されるとの見方を示した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前営業日比9セント(0.2%)高の1バレル=59.29ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は20セント下げて62.59ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ドルの下落を背景に、代替投資としての商品の妙味が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前週末比0.8%高の1オンス=1326.40ドルで終了した。

  Cboeボラティリティー指数は低下。S&P500種は2日間の上げとしては1年半で最大となった。ただ時価総額にして2兆ドルが吹き飛んだ先週の株価急落を受けて、市場ではなお不安心理もうかがえた。

  FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏は「相場が大きく反転し、投資家は大きく安堵(あんど)している」とし、「市場では『10%下落の調整局面は終わった、これからは良い方向に考えよう』という見方が広がっている」と述べた。

  S&P500種は100日移動平均を回復。先週は同移動平均を割り込んでいた。モルガン・スタンレーの米国株担当チーフストラテジスト、マイケル・ウィルソン氏はこの1週間続けていた慎重姿勢を転換し、ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェース同様に、押し目で買うよう顧客に伝えた。
原題:U.S. Stocks Jump, Send Nasdaq Higher for the Year: Markets Wrap(抜粋)
Crude Halts Decline as Demand Seen Burning Through Shale Output
Gold, Copper Futures Bounce Along With Oil as Dollar Retreats

◎欧州株:ストックス600は反発、世界的に株式相場が上昇で

  12日の欧州株式市場では、指標のストックス600指数が反発。過去2週間続いた下げが止まった。市場が安定しつつある兆しが広がっている。

  ストックス600指数は前週末比1.2%高の372.93。業種別19指数が全て上昇、鉱山株は1.9%値上がり。

  英FTSE100は1.2%高、独DAXは1.4%高、仏CAC40は1.2%高。個別銘柄ではTDCが13.4%高、ユミコアは6.1%上昇、シンナビークは4.9%の値上がり。
原題:Europe Stocks Rise as Global Equities March Higher AfterSelloff(抜粋)

◎欧州債:中核国の国債が下げ渋る-米株・国債の動きが波及

  12日の欧州債市場では中核国の国債が下げを縮めた。米国債とS&P500種先物が一時の上げを縮小した動きを反映した。ポルトガルとイタリアの国債は上昇。

  米株式先物は現物寄り付き直後に付けた高値から伸び悩み、長期物を中心に米国債の上昇を支援した。この動きが欧州中核国の国債に波及。朝方は株高を背景に下げ、米赤字拡大見通しに基づく売りが続いていた。

  イタリアは13日に国債入札3本を実施。今週は大型起債国4国が入札を予定。

  イングランド銀金融政策委員会(MPC)のブリハ委員は、景気の過熱を止めるために向こう数年かけて連続的な利上げが必要になるだろうと発言。英国債のパフォーマンスを低下させた。
原題:Core EGBs Pare Losses Into Close; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

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