金与正氏、「ほほえみ外交」終え帰国-米韓のきしみ利用して成果

  • 「速やかに統一が実現し、平壌で再会するのを望む」と夕食会で発言
  • 開会式で韓国の文大統領と握手を交わしたほか、親書手渡す
金与正朝鮮労働党第1副部長 フォトグラファー "Patrick Semanski / Pool / Getty Images
フォトグラファー "Patrick Semanski / Pool / Getty Images

金正恩朝鮮労働党委員長はトランプ米政権の制裁措置や北朝鮮への先制攻撃の警告に反撃するため、平昌冬季五輪に妹の金与正朝鮮労働党第1副部長を派遣した。

  金与正氏は開会式で韓国の文在寅大統領と握手を交わし、アイスホッケー女子の南北合同チームを熱心に応援し、週末の一連の会合でユーモアのセンスを披露した。また文大統領に金正恩委員長の親書を手渡し平壌訪問を要請するとともに、南北再統一で「主導的役割」を果たすよう求めた。

  金与正氏は11日の夕食会で、韓国と北朝鮮には「同じないし近いものが多くある。速やかに統一が実現し、この良い人たちと平壌で会う日が来るのを望んでいる」と語った。その後、金氏ら高官代表団は空路、帰国の途に就いた。米韓関係には現在、北朝鮮の非核化を実現する道筋を巡りきしんでおり、金与正氏の温かい言葉は、こうした状況を利用しようとする北朝鮮の「ほほえみ外交」の一環と考えられる。

原題:Kim’s Smiling Sister Exploits Trump-Moon Rift on North Korea (1)(抜粋)

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