【NY外為】ドルほぼ変わらず、株価乱高下の中-週間では上昇

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9日のニューヨーク外国為替市場ではドルがほぼ変わらず。この日は米国株相場が大きく変動したが、ドルはそれほど動かなった。ドル指数は週間ベースでは2週続伸。

  株式相場は上げ下げを繰り返す方向感のない展開となったが、為替市場では大半の通貨が比較的落ち着いた動きを見せた。主要10通貨で特に大きく動いたのはノルウェー・クローネとポンドのみ。両通貨とも対ドルで値下がりした。ドル指数の変動レンジは約0.35%にとどまっている。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下。週間では0.9%上昇となった。ユーロは対ドルで前日比ほぼ変わらずの1ユーロ=1.2245ドル。ドルは対円で0.1%上昇の1ドル=108円82銭。

  ドル指数の週間での上昇は、年初来の下落基調に反するため、短期的なドルの方向性を見る上で極めて重要な意味を持つ可能性がある。2日発表の1月の雇用統計で平均時給の上昇が株安を誘った経緯があるため、来週は米国のインフレ関連統計に注目が集まるとみられる。

  ドル・円の3カ月物リスクリバーサルは5日連続で低下し、2016年以来の低水準。これは円の一段の上昇に備えたヘッジ需要の高まりを示唆している。

  ポンドは下落。一時1ポンド=1.3800ドルを下回り、この日の安値を付けた。英国の欧州連合(EU)離脱交渉における、EU側責任者ミシェル・バルニエ氏の発言がポンドに重しとなった。バルニエ氏は、協議で成し遂げたいことについて英国の説明を待っているとし、2年間の移行期間の条件に関し英国が反対し続けていることが合意成立の確率を損ねる恐れがあるとくぎを刺した。

原題:Dollar Little Changed as Stocks Swirl, Remains Higher for Week(抜粋)

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