伊藤ハムの和牛輸出額、16%増加し過去最高に達する見通し

  • ニュージーランドのアンズコ・フーズ完全子会社化で販売網が拡大
  • TPPやEUとのEPAが発効すればさらに需要押し上げると予想

伊藤ハム米久ホールディングス傘下の国内最大の和牛輸出企業である伊藤ハムは、和牛の輸出額が過去最高に達すると予想している。台湾の需要が3倍に増えるとともにブラジル向け輸出が始まる可能性があるためだ。

  伊藤ハムの輸出推進部の山川貴之部長は、同社の和牛輸出額が2018年度に29億円と、前年度の25億円から増加すると予測。ニュージーランドのアンズコ・フーズを完全子会社化したことにより、主要市場であるアジア以外にも販路を拡大する計画だと述べた。

  伊藤ハムは、環太平洋連携協定(TPP)と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)が発効し関税が撤廃されれば、和牛輸出額は19年度に44億円に増加する可能性があるとみている。

  山川氏は8日のインタビューで、「日本のEPA締結が広がっていく中で、政府も農産物の輸出拡大方針を掲げている。これにより会社としても輸出に本格的に取り組むことになった」と話した。

原題:Top Japanese Wagyu Exporter Sees Sales Surging 16% to Record(抜粋)

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