JPモルガンがクレジット配分下げ-株の強気スタンスをリスクヘッジ

  • クレジット配分をベンチマーク比ゼロからマイナス10%に引き下げ
  • 株式相場の最近の急落は買いの好機だが、下落の可能性もあると分析

 米銀JPモルガン・チェースのアセットアロケーション(資産配分)ストラテジストらは、株式スタンスで強気の度合いを高める一方、リスクヘッジのためにコーポレートクレジットの配分をアンダーウエートにするよう勧めた。

  JPモルガンのストラテジスト、ニコラオス・パニギリツオグル氏とマルコ・コラノビック氏、ジョン・ノーマンド氏は8日のリポートで、株式の配分をベンチマーク比プラス12%から同15%、債券をマイナス7%からゼロに引き上げたことを明らかにした。コーポレートクレジットの配分は逆にゼロからマイナス10%に引き下げた。

  ストラテジストらは「今回のクレジットのアンダーウエートはクレジットに対する単独での否定的な見解を反映するものではなく、株式に対する非常に強気のスタンスをアセットアロケーターとしてヘッジしておきたいことを意味する」と説明。「クレジット、そして新興市場資産や商品、通貨といった他の資産クラスが、株式相場急落の影響をそれほど受けていないことは心強いが、われわれの判断が誤っていて今後1カ月で株価が上昇せずに下落した場合、これらの資産クラスも追随し、アンダーパフォームする可能性があるとわれわれは考えている」と理由を挙げた。

  JPモルガンは、なお低い実質金利や世界経済の力強い成長、米国の税制改革に伴う利益率の向上といった株価上昇のファンダメンタルな原動力が今も健在だと考えており、グローバル株式相場の最近の急落が買いの好機との見方を堅持している。

JPモルガンのグローバル資産配分

原題:JPMorgan Asset Allocation Cuts Credit to Hedge Big Equity Bet(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE