Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

【米国株・国債・商品】S&P500が調整局面入り、金利上昇警戒

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8日の米株式相場は大幅続落。金利上昇が経済成長の重しになるとの懸念から、週初に株式市場を襲った不安感が再燃した。米国債は不安定な相場変動を経てまちまち。株式の下げ幅拡大やボラティリティー指標の上昇を受け、取引後半は買いが戻った。

  • 米国株は大幅安で調整局面入り、金利上昇の景気への影響を懸念
  • 米国債はまちまち、10年債利回りは一時2.88%に上昇
  • NY原油は5日続落、テクニカル指標が価格下落を示唆
  • NY金は5日ぶり反発、ドル軟調で

  S&P500種株価指数は終値ベースで2カ月ぶりの低水準。引け間際に下げが加速し、年初来の上げを消した。1月26日の最高値からの下落率が10%を超え、調整局面入りした。ダウ工業株30種平均は前日比1000ポイント超下げて終了。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は31.7に上昇し、1週間前の倍の水準となった。米10年債の利回りは一時4年ぶり高水準2.88%を付けた。

  S&P500種は前日比3.8%安の2581.00、ダウ平均は1032.89ドル(4.2%)下げて23860.46ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.82%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は5営業日続落。5週間ぶりの安値となった。米原油供給の急増に加え、テクニカル指標で一段安の可能性が示唆されたことが重しになった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比64セント(1%)安の1バレル=61.15ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は70セント下げて64.81ドル。

  ニューヨーク金先物相場は5営業日ぶりに上昇。ドルや米株式相場の下落が背景。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.3%高の1オンス=1319ドルで終了した。

  ボヤ・インベストメント・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、ダグ・コート氏は「永続的な低金利を利用してかなりレバレッジを膨らませた大口投資家がおり、彼らはその解消を余儀なくされている。現在、完全なパニック状態に陥っているかもしれない」と話した。

  財務省がこの日実施した30年債入札の不調を受け、米国債のイールドカーブはスティープ化した。

原題:Stocks Enter Correction as Rate-Hike Fears Return: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Mixed, Curve Steepens After Soft 30Y Auction(抜粋)
Oil Sinks to Five-Week Low as Investors Eye Charts for Direction(抜粋)
PRECIOUS: Gold Finally Catches a Break as Dollar Gains Subside(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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