NY連銀総裁:見通し変わらず、相場下落「大騒ぎすることではない」

  • 金利上昇が株式に圧力をかけつつある-ダドリー総裁
  • 株式相場急落、今のところ経済見通しに影響ない-ダドリー総裁

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁

Photographer: Scott Eells

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、最近の米国株の下落について、世界の中央銀行が金融政策を引き締めるとの見方が強まりつつあることが理由の一つだと述べた。

  総裁は8日、ブルームバーグテレビジョンならびにラジオのインタビューで「世界経済が非常に速いペースで成長しており、その結果として世界の金融当局が緩和策を解除し始めている、もしくは緩和解除の開始を検討しているという事実に市場が適応しつつあるのは明らかだ」と指摘。「よって債券利回りは上昇してきた。そして利回り上昇に伴い株式市場への圧力が若干強まってきている」と加えた。

ニューヨーク連銀のダドリー総裁が市場のボラティリティーについて話します

Source: Bloomberg)

  その上で、最近の相場の動きについては「これまでのところ、大騒ぎすることではないというのが私の見解だ」とし、「最近見られた若干の株式相場下落は、経済見通しには事実上何の影響もない」と続けた。

  また年内の利上げについてダドリー総裁は、「1回なのか2、3、4回なのかを予測するのは実に時期尚早だ」とし、昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で公表された2018年に3回の利上げという参加者の予測中央値は、「なお非常に妥当な予測のように見受けられる」と加えた。その上で、経済見通しの変化によりペースが速まることも、遅くなることもあり得るとも述べた。

原題:Dudley Sticks to His Outlook Amid ‘Small Potatoes’ Market Moves(抜粋)

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