Photographer: Jim Young/Bloomberg

ウォール街がCBOEに冷淡、VIX戦略崩壊-影響まだ氷山の一角か

  • ゴールドマンとJPモルガンが投資判断「中立」に下げ
  • 株価は7日に一時5.1%安、前日は10%安と急落した
Photographer: Jim Young/Bloomberg

ウォール街がボラティリティー指数VIXを算出するCBOEグローバル・マーケッツに背を向けつつある。

  オプション取引所を運営するCBOEの株価は7日に一時5.1%安と6日の10%急落からさらに下げた。ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェースのアナリストらは同銘柄の投資判断を「中立」に引き下げ、「買い」の判断は2社を残すのみとなった。

  CBOEはVIXによって、低ボラティリティーを見込んで指数をショート(空売り)する人気の取引の手段をウォール街に提供してきた。しかし今週はVIXが急上昇し、この戦略を取っていたファンドは大打撃を被った。クレディ・スイス・グループはそのようなファンドの一つ、ベロシティシェアーズ・デーリー・インバースVIX短期ETN(XIV)の清算を決めた。

  JPモルガンのアナリスト、ケネス・ワージントン氏はリポートで、これまでの影響は「氷山の一角にすぎないかもしれない。VIX先物の取引は今後1、2カ月に減る公算が大きい」と記述した。

  バークレイズのアナリスト、ジェレミー・キャンベル氏によれば、2017年のVIX先物取引高の約16%がクレディ・スイスのファンドともう1本の同種ファンド、プロシェアーズ・ショートVIX短期先物ETF(SVXY)によるものだった。プロシェアーズは今週、約90%の価値を失った。

原題:Wall Street Sours on Cboe After Collapse of VIX-Linked Funds (1)(抜粋)

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