ソフトバンクG:子会社上場準備の発表受けCDS拡大-保証解除懸念

ソフトバンクグループ(SBG)の社債保証コスト(CDS)が、通信子会社ソフトバンク(SB)の新規株式公開(IPO)準備を発表した7日と8日に連続して拡大した。IPOに向けて子会社の独立性が求められ、親会社社債への保証が解除される懸念があるとの見方がスプレッドの拡大要因となっているとの指摘がある。

  複数のトレーダーによると、SBGの社債リスクを示すCDSの5年物は8日に165bp(ベーシスポイント、1bp=0.01%)で取引され、昨年12月以降で最大となった。CMAによると、7日も2bp拡大していた。子会社上場検討が最初に報じられる直前の1月12日の145bpからは20bp拡大した。

  SBGは7日、SBとの役割分担などを目的に1年以内の上場を目指していると発表。S&Pグローバル・レーティングは7日の声明で、SBが上場審査で承認されるために子会社による親会社保証が解除される可能性があると指摘し、今後の格付け評価に関してはSBGのSBへの支配力の変化とSBGがSBの上場で得る資金額と使い道に着目しているとした。

  BNPパリバ証券の中空麻奈チーフクレジットアナリストは、SBのIPOについて「SBGが財務内容を悪化させずに資金を調達できる」といった利点はあるものの、上場を準備する中で「連帯保証がどうなるかは疑問が残り、スプレッドが悪化するのは当然」と指摘。SBG債の子会社による連帯保証の件が明確になるまで不安は払しょくできないとの見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE