弱いドル継続へ、中国当局は強い元を歓迎-モルガンSのレデカー氏

  • 強い元は消費を鼓舞し、資本流入をもたらす-レデカー氏
  • 市場では元高抑制へ当局が動くとの観測高まる

中国人民元は対ドルで2015年の実質切り下げ以来の高値付近で推移しているが、相場を反転させるためすぐに中国政府が動くことはないとモルガン・スタンレーはみている。

  外国為替戦略責任者のハンス・レデカー氏(ロンドン在勤)は6日、それは中国の政策担当者が現在、消費を鼓舞し、資本流入をもたらす強い元を歓迎しているためだと説明。「上昇する元には、世界向けではなく、地域へのメッセージが含まれている」と述べ、「それは中国がドル安は有利とみていることを示唆している。クレジットのサポートを通じて弱いドルは世界経済の支えに寄与すると中国がみているからだ」と語った。世界最大の外貨準備保有国で貿易相手国の中国の姿勢は、弱いドルが続くことを意味する。 

  中国はこれまでのところ強い元に驚くほど意欲をみせている。15年に突如元の実質切り下げに踏み切った中国だが、3年間におよぶ資本流出阻止を目指す当局は現在の元高を容認している可能性がある。世界需要が貿易を支えており、当局は元レートが輸出の腰を折ることを従来ほど心配しなくてもいいかもしれない。

原題:Dollar Will Stay Weak If China Has Its Way, Morgan Stanley Says(抜粋)

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