きょうの国内市況(2月8日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、為替安定と米株底堅さを好感-業績見直し輸出、素材高い

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  東京株式相場は続伸。為替の安定や米国株の底堅い動きから安心感が広がり、良好な企業業績が見直された。自動車や機械、ゴム製品など輸出株、化学やガラス・土石製品、繊維など素材株中心に高い。個別では、決算内容が評価されたミネベアミツミや資生堂の上げが目立った。

  TOPIXの終値は前日比15.78ポイント(0.9%)高の1765.69、日経平均株価は245円49銭(1.1%)高の2万1890円86銭。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之シニアストラテジストは、「コレクションの後にさらに株価が下がっていく過去の局面では、株安に伴う円高で業績が悪化するなど、為替が一緒に走っている」と指摘。今回は為替が1ドル=108ー109円台で耐えており、「日本株はもともと割高でない中、業績や景況感がさらに悪化していくような状況にはない」と話した。

  東証1部33業種はゴム製品、ガラス・土石製品、輸送用機器、繊維、医薬品、化学、機械、精密機器、サービスなど28種が上昇。下落はその他製品、海運、食料品、陸運、電気・ガスの5業種。売買代金上位では、今期業績計画を上方修正したミネベアミツミ、17年12月期営業利益が上振れた資生堂、今期の営業利益計画が市場予想を上回った旭硝子が高い。半面、四半期営業減益の明治ホールディングス、タイのトラック市場の競争激化が懸念されたいすゞ自動車は安い。

  東証1部の売買高は18億2042万株、売買代金は3兆5496億円。値上がり銘柄数は1485、値下がりは509だった。

●債券下落、米債安と株高・円安で売り優勢-30年入札は強い結果との声

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  債券相場は下落。前日の米国市場で10年債入札の低調な結果を受けて長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行した。午後は財務省がこの日実施した30年利付国債入札の強い結果が支えとなる一方、株高・円安が相場に逆風となった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比5銭安の150円43銭で取引を開始し、午前に150円41銭まで下げ幅を広げた。午後は30年債入札の結果を受けて150円47銭まで戻したが、株高・円安を背景に150円40銭と日中安値を更新。結局は6銭安の150円42銭で引けた。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「30年債入札の結果は良かったが、時間外取引での米債安と国内株高・円安に打ち消されてしまった」と指摘。ただ、「米債の地合い悪化で国内投資家も処分売りを出しているとみられ、一部資金の国内回帰が期待できるため、円債の相場は底堅い」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.08%で推移した、新発20年物の163回債利回りは1bp高い0.59%に上昇。新発30年物の57回債利回りは1bp高い0.82%で開始し、午後に0.815%に戻した。新発40年物の10回債利回りは0.5bp高い0.95%で寄り付き、0.955%に上昇。午後は0.945%まで戻した。

  財務省はこの日、30年利付国債の価格競争入札を実施。最低落札価格は99円45銭と市場予想を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.27倍と前回を上回り、小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は5銭に縮小した。

●ドル・円は上昇、日本株や米株先物の上昇で買い安心感-109円台後半

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台後半に上昇。日本株や米国株先物の上昇などを背景に、ドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時45分現在、ドル・円は前日比0.4%高の109円76銭。午前は109円12銭まで下落した後、午後に入って水準を切り上げ、一時109円77銭までドル高・円安が進んだ。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「午前にドル・円は下攻めして株も落ちたものの、午後に株価が上昇したことに伴ってドル・円も少し上昇している」と説明。「米10年債利回りは2.8%台で落ち着いている。アジア株も全般的に堅調。世界景気への安心感からドル・円はしっかり。足元では米金利と米国株が最大の注目材料」と述べた。

  ポンド・ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1ポンド=1.3902ドル。ポンドは主要通貨に対してほぼ全面高となっている。イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、金融政策会合を開き、四半期物価報告発表する。市場では政策金利を0.5%、資産購入目標を4350億ポンドでいずれも据え置くと予想している。

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