Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

株急落は静寂時代の終わりを象徴か-市場心理ピーク越すとラムゼー氏

  • 投機的心理のピーク、株価に数カ月先行する傾向-ラムゼー氏
  • さまざまなシナリオが想定されボラティリティーは高まる-ポリー氏
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

この1週間に株式市場を襲った発作は、遅きに失した相場の調整だと言うのもいいだろう。ただ、ロイトホルト・グループのダグ・ラムゼー最高投資責任者(CIO)には何かしらもっと重大な変化、恐らく5年間にわたってウォール街を支配してきた静寂の時代の終わりを象徴するもののように映っている。

  ラムゼー氏(51)によると、2009年以降に起きた株価急落を分析すると、今回は程度の差こそあれ過去24回よりもフロス()の兆候が明確だった。ビットコインの価格は20倍に急騰し、個人投資家はその市場になだれ込んだ。株式ファンドは記録的なキャッシュを手に入れた。17年のような陶酔感に満ちた年とは対照的に債券利回りが勢いを強めながら上昇しており、これは過去に何かしら問題を引き起こしてきたと同氏は言う。
    

  ラムゼー氏は「1月にわれわれが見たものは、全面的な強気相場におけるある種の心理的ピークだった」とし、「センチメントのピークは大抵数カ月、まれに1年程度、マーケットのピークよりも前に訪れる」と述べた。15億ドル(約1600億円)を運用するロイトホルトは、急落前に株式の持ち高を圧縮。「ルートホルト・コア・インベストメント・ファンド」の過去5年の運用成績は、同種のファンドの88%を上回っている。

  強気相場はどのように終わるのか。突然か、それともじわじわ訪れるのか。インターネットバブル末期の1999年のCBOEボラティリティー指数(VIX)は平均24.4。これは2017年の2倍を超す水準だ。その年のS&P500種株価指数の上昇率は20%だったが、1日の下落率が5%を超える日は6回あった。

  スチュワート・キャピタル・アドバイザーズ(ペンシルベニア州インディアナ)のマルコム・ポリー社長兼CIOは「さまざまなシナリオが想定されるため、ボラティリティーは高まるはずだ」と述べた上で、「サイクルは何らかのイベントで終わる傾向がある。その大半は未知か想定外のため、マーケットはそれをどう織り込めばいいのか分からない」と述べた。

         

原題:How Does the World End? Stock Markets After a Psychological Peak(抜粋)

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