ティラーソン米国務長官、政権離脱危機「レグジット」乗り越える

  • ファーストネーム「レックス」とエグジットをかけた造語
  • 仕事に慣れ、前進しているとコーカー上院外交委員長

ティラーソン米国務長官は昨年12月時点では政権を離脱するのではないかとの臆測が流れており、この離脱は長官のファーストネームのレックスと「エグジット(出口)」をかけて、「レグジット」と呼ばれていた。

ティラーソン国務長官(メキシコ市、2月1日)

撮影:ジョナサン・レビンソン/ブルームバーグ

  しかしわずか2カ月後の現在、同長官はヘイリー米国連大使ら政権内のライバルたちとの激しい闘いを勝ち抜き、とりわけ北朝鮮の核問題や麻薬密輸問題の解決に向け精力的にハードスケジュールをこなしている。

  ティラーソン長官は就任後の1年間でトランプ大統領との関係を深め、マティス国防長官と連携。ティラーソン長官は就任当時、エクソンモービルで40年近くキャリアを積んだ後に政界入りしたことで、政治の権力争いのルールにうといと告白していたが、それも学んだようだ。

  コーカー上院外交委員長はインタビューで、「この1年の間に恐らく彼は予想もしていなかったことに遭遇しただろうと思うが、そういうこともなくなりつつあるようだ」とした上で、「彼は仕事に慣れ、前進していると思う」と指摘した。

  トランプ大統領は昨年12月1日のツイッターで、ティラーソン長官に代わりポンペオ中央情報局(CIA)長官を国務長官に起用することを検討しているとの報道を否定した。ただ、「われわれは一部の問題で意見が合わない」と述べた。これに先立つ10月4日には、国務省のナウアート報道官が、ティラーソン国務長官がトランプ大統領を「ばか」と呼んだとした報道の否定を余儀なくされた。

原題:Tillerson Survives ‘Rexit’ Rumors But Trump’s Only a Tweet Away(抜粋)

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