三菱マ:グループで新たなデータ改ざん発覚-供給先は計764社に

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  • 三菱アルミニウム、立花金属工業、ダイヤメットで不正の事実を確認
  • グループ含めた120の製造拠点対象に品質監査を開始

Naoki Ono, executive vice president at Mitsubishi Materials Corp., left, Akira Takeuchi, president of Mitsubishi Materials Corp., center, and Hiroaki Murata, president of Mitsubishi Cable Industries Ltd..

Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

三菱マテリアルは8日、グループ3社で品質データを改ざんした製品を出荷していた事実が新たに分かったと発表した。3社を合計した出荷先企業は495社に上る。すでに問題製品の出荷を停止し、顧客への説明を始めた。

  新たに不正が発覚したのは三菱アルミニウム(東京都)、アルミメーカーの立花金属工業(大阪府)、自動車部品などを生産するダイヤメット(新潟県)。三菱マは昨年11月、子会社の三菱電線工業と三菱伸銅、三菱アルミで一部製品の検査データ改ざんの事実があったと発表。これまで問題製品の出荷先は計269社だったが、今回の不正発覚で計764社に拡大する事態となった。 

  同日都内で会見した三菱マの竹内章社長は「事態を深刻かつ重く受け止めている」と述べた。グループ内でデータ改ざんなどの不正の事実が相次いだことを受け、今月からグループ会社を含めた約120の製造拠点を対象に臨時の品質監査を開始した。自身の経営責任に関しては「全ての調査が完了した時点で、適切な対応を図りたい」と語った。

  三菱アルミの富士製作所(静岡県)では、2014年12月1日から17年11月30日までの3年間、顧客が求める規格を外れていたにも関わらず、規格範囲内に数値を書き換えて出荷するなどしていた。問題となったアルミ圧延、押出製品の出荷先は土木建設や輸送関係向けなど115社。

  立花金属では17年1月から18年1月までの約1年間、養老工場(岐阜県)でデータ改ざんや検査を行わずに数値を記入した検査成績書を発行するなどした事実があった。アルミの押出製品が対象で出荷先は307社。ダイヤメットでも同期間に本社工場(新潟県)から出荷した自動車用焼結機械部品などの製品でデータ改ざんなどがあった。現時点で判明している出荷先企業は73社。

  昨年11月の不正発覚を受けて、親会社の三菱マが主導してグループ内での不正事案の有無について調査してきた。ただ、今回の不正は三菱アルミの日本工業規格(JIS)の認証取り消しを受けて三菱マが特別監査に入ったことで分かった。ダイヤメットについては社員通報窓口への通報がきっかけだった。三菱マの小野直樹副社長は「当初の調査手法が十分でなかったと認めざるを得ない」と釈明した。

(会見の内容などを追加して更新します.)
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