VIXに警鐘鳴らしたストラテジスト:米株押し目買いは忘れるべきだ

  • ソシエテ・ジェネラルのカロワヤン氏、年末S&P500を2500と予想
  • 債券利回りの上昇は米国株の強気相場を抑制する-カロワヤン氏

昨年11月にボラティリティーのショートポジションの過剰な積み上がりに伴うリスクを警告したソシエテ・ジェネラルのロラン・カロワヤン氏が今、米国株の押し目買いをしようなどと考えるなと話している。

  カロワヤン氏の予想では、債券利回りの上昇が米国株の強気相場を抑え、S&P500種株価指数は1月に記録した最高値より13%低い2500で今年の取引を終えるという。

  ソシエテ・ジェネラルの株式ストラテジストを務めるカロワヤン氏はインタビューで、「株式投資家にとって過去4ー5年間は驚くほど素晴らしい時期だった。だが今は、債券利回りの急上昇が株式市場に痛みを感じさせる水準に達しつつある」と指摘した。

  米10年債利回りが2.8%超の水準に急上昇したことから、株式投資家は動揺し、CBOEボラティリティー指数(VIX)は跳ね上がった。ダウ工業株30種平均は5日に史上最大の下げ幅を記録し、S&P500種株価指数は年初来の上昇が帳消しになった。

  カロワヤン氏は企業収益の力強い勢いに投資家はだまされてはいけないと指摘。アナリストが利益予想の上方修正を急いでいるのは税制改革の影響を反映させることなどが目的だが、これに関する全ての朗報は既に相場に織り込み済みだと説明した。「米10年債利回りが2.5ー3%の水準に達すると、株式の配当利回りと比較して確定利付債の妙味が再び高まる」と付け加えた。

原題:Strategist Who Warned on VIX Says Forget About Buying the Dip(抜粋)

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