Photographer: Pau Barrena/Bloomberg

ソフトバンク傘下アーム、急拡大で2億ドル赤字-利益よりも成長か

  • 慎重な経営を行う企業だったが、買収後に規模と人員を急速に拡大
  • アームの社員は前年度末から856人(17.6%)急増

テクノロジー新興企業の間では、利益を犠牲にして急成長することは正しいという考え方が広く受け入れられているが、それが創業27年の企業だとしたらどうだろうか。

  モノのインターネット(IoT)関連の半導体設計を手掛ける1990年創業のアーム・ホールディングスは、かつては比較的慎重な経営を行う英国企業だったが、ソフトバンクグループ傘下に入った後、規模と人員を急速に拡大した結果、かなりの損失を計上した。

  ソフトバンクが7日発表した連結決算によれば、2017年4月-12月期のアームの損益は2億ドル(約218億7800万円)の赤字となった。同期の純売上高は約14億ドルだった。

ARM and a Leg

Source: SoftBank

  10兆円規模の「ビジョンファンド」を活用し、テクノロジー関連投資を拡大するソフトバンクの孫正義社長はアームについて、グーグルよりも価値ある企業になることを期待するとかつて発言した。米ウーバー ・テクノロジーズや米シェアオフィス運営会社ウィワーク など、利益よりも成長を追い求める業界リーダーをソフトバンクが支援していることを考えれば、アームの変化も驚きではない。

  エンジニアを中心とする新規採用に伴い、アームの社員は前年度末から856人(17.6%)急増しており、関連費用が赤字の多くの部分を占めた。

Chipping Away

原題:ARM Embraces Tech Revolution Under SoftBank and Loses Money(抜粋)

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