2月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが上昇、米上院の予算合意で午後に一段高

  7日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米上院指導部が超党派の合意成立を発表し、政府機関の閉鎖が回避される見通しになったため、買いが膨らんだ。ユーロ売りが広がったことも背景にある。

  ニューヨーク時間の午後に上院が2年間の予算で合意したと伝わると、ドルは上げ幅を拡大。他の多くの主要10通貨は数週間ぶりの安値水準に沈んだ。

  ニューヨーク時間午後4時42分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.6%上昇。ドルは対ユーロで0.9%上げて1ユーロ=1.2265ドル。対円では0.1%安の1ドル=109円44銭。

  リスク意欲がやや戻ったことや米国の金利先高観から、ドルの上昇基調は続く可能性がある。ドルは1月に3%余り下落した。

  米国株が一時上昇に転じた際、ユーロを中心に売りが広がり、ユーロは一時1.2246ドルまで下げた。ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)が連立協定で合意に達したものの、ユーロの支援材料にはならなかった。

  米国債利回りはオーバーナイトで大幅に上昇した後、一段と上げた。10年債利回りはロンドンでの取引開始時には2.756%まで下げたが、ニューヨーク市場で売りが出たため2.85%台に上昇した。

欧州時間の取引

  ユーロは1ユーロ=1.24ドルを上回る水準を維持できなった。オプション取引が示す来月の上昇確率が低下したことに加え、ドルが底堅く推移したことが背景。
原題:After a Quiet Morning, the USD Has a Lively Afternoon(抜粋)
Euro Challenges Strong Support as Bullish Bets Hit by Stock Rout(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が反落、国債利回り上昇を警戒

  7日の米株式相場は反落。米国債利回りの上昇がまだ続く兆しが広がり、世界金融市場を襲ったボラティリティー不安が解消されず、主要株価指数は不安定な値動きとなった。財務省がこの日実施した10年債入札の不調を受けて米国債は続落。10年債利回りが上昇した。

  • 米国株は反落、国債利回り上昇警戒で午後に上げを消す
  • 米国債は続落、10年債利回りは2.83%台に上昇
  • NY原油は続落、米生産が過去最高-需給不安強まる
  • NY金は続落、ドルや株価の持ち直しで

  株式市場は一日を通して大きく揺れ、S&P500種株価指数は午後の取引で上げを消した。ダウ工業株30種平均も値動きが激しく、日中高値と安値の差は500ドルを超えた。10年債利回りは2.83%台に上昇。シカゴ連銀のエバンス総裁はこの日、インフレが持続的に上昇する確信が強まった場合は一段の金利引き上げが正当化されると述べた。

  S&P500種は前日比0.5%安の2681.66。ダウ平均は19.42ドル(0.1%)下げて24893.35ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.83%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落。2カ月ぶりの大幅安となった。米エネルギー情報局(EIA)の統計で原油生産が過去最高水準に増加したことが示され、供給が需要を大幅に上回るとの懸念が再燃した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比1.60ドル(2.5%)安の1バレル=61.79ドルで終了。これは4週間ぶりの安値。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.35ドル下げて65.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。ドルや株式相場が持ち直す中、3週間ぶり安値付近となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比1.1%安の1オンス=1314.60ドルで終了した。

  取引終了前の15分間で売りが膨らみ、下げ足が速まった。大型ハイテク株が売りを浴びたことから、ハイテク銘柄の比重が高いナスダック総合指数は0.9%安と、主要3株価指数の中で最も大きく下げた。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は2015年8月以来最高の水準からは低下に転じた。それでも、1990年以降の平均を約40%上回る水準となっている。

  ウェザーストーン・キャピタル・マネジメント(コロラド州)のマイケル・ボール社長は、「本日の取引では利回りの上昇が始まった時、株売りのペースも速まったと見受けられる」と話した。  

  米国債は長期債を中心に売られ、5年債と30年債の利回り差は取引終了にかけて広がった。国債利回りは10年債入札の不調を手掛かりに徐々に上昇した。
原題:Stocks’ Bumpy Ride Resumes as Bond Jitters Linger: Markets Wrap(抜粋)
USTs Lower After 10Y Sale; Fed Hikes Creep Back Into Front End(抜粋)
Crude Tumbles as Record U.S. Output Stokes Oversupply Anxieties(抜粋)
Metals Bullied by Resurgent Dollar After Fending Off Equity Rout(抜粋)

◎欧州株:8営業日ぶり上昇、2016年以来の下げ局面に終止符

  7日の欧州株式市場では、指標のストックス600指数が8営業日ぶりに上昇。前日までの下げは欧州連合(EU)離脱を決めた英国の国民投票以降で最も激しく、年初来の上げ幅の大半を失っていた。

  ストックス600指数終値は2%高の380.13で、9カ月ぶりの大幅高。業種別指数はすべて値上がりし、金融サービス指数は3.4%高。仏CAC40指数は1.8%、独DAXは1.6%それぞれ上昇。ユーロは下落した。欧州株は米国株が開始後間もなく上昇した後、上げ幅を拡大した。

  シティグループの株式ストラテジスト、ジョナサン・スタッブス氏は7日付の投資家向けリポートで、欧州株のファンダメンタルズは変わっておらず先週から前日の6日までに6.9%下げたことは買いの好機になったと指摘した。
原題:European Stocks Rise, Ending Worst Seven-Day Selloff Since2016(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債が下落、周辺国債とのスプレッド縮小-連立合意で

  7日の欧州債市場では、周辺国債とドイツ債のスプレッドが縮小した。ドイツ債は入札に加え、メルケル首相率いる与党会派と社会民主党(SPD)の連立合意を受けて下落。一方、イタリア債とポルトガル債、スペイン債は上昇した。株式市場の混乱を受けて6日は取引が活発だったが、この日は商いが鈍った。

  ポルトガルとイタリアの10年債利回りはいずれも5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下。ドイツSPDはユーロ圏の投資予算設定とEU財務相ポストの創設に支持を表明している。

  欧州委員会は7日発表した経済予測で、今年のユーロ圏経済成長率見通しを2.1%から2.3%に、インフレ率予想を1.4%から1.5%へとそれぞれ引き上げ。

  ドイツは10年債入札を実施。応札倍率は前回の0.9倍に対し1.3倍。
原題:Periphery Gains After Coalition Deal: End of Day Curves,Spreads(抜粋)

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