ボラティリティー高止まりへ、市場は著しくバランス欠く-ディグル氏

  • 「長期にわたってボラティリティーの一貫した売り手が存在」
  • 「債券も株式も基本的な価値を欠いていることが最大のリスク」

ヘッジファンドの共同創業者で世界金融危機のさなかに27億ドル(現在のレートで約2950億円)を稼いだスティーブン・ディグル氏は、債券と株式が共に過大評価されているとして、ボラティリティーは高止まりするとの見方を示した。
 
  シンガポールに本拠を置くファミリーオフィス、ブルペス・インベストメント・マネジメントのディグル最高経営責任者(CEO)は「短期的にはボラティリティーは高止まりする可能性がある。VIXも同じだろう」と述べた上で、「ボラティリティーの一貫した売り手がこれほど長期にわたって存在してきたため、マーケットは当面、著しくバランスが崩れた状態だ」と語った。
   
  マーケットはこの1週間、激しい価格変動に翻弄(ほんろう)され、相場の安定が続くと予想していた投資家は打ちのめされている。好調な米国経済がインフレをあおり、マーケットが織り込むよりも速いペースで利上げが進むとの懸念から株式相場が急落、債券利回りは急上昇した。CBOEボラティリティー指数(VIX)は6日、この2年余りで最も高い水準に急伸した。
       

  ディグル氏は「債券も株式も基本的な価値を欠いていることが最大のリスク」とし、「全ては最終的に魅力的な価値に戻らなければならないが、そこに至る道のりは株式と債券のどちらにとっても極めて長い。経済全般と企業収益はともに良好だが、最大のサポートを提供する価値がどこにも見当たらない」と指摘した。     

原題:Hedge-Fund Veteran Diggle Says Volatility to Stay, Shuns Stocks(抜粋)

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