欧州最大級運用会社は「押し目買い」急がず-ショックの沈静化を待つ

  • アムンディは旗艦ファンドの株式エクスポージャーを26%に減らした
  • 金利上昇を前提とすれば株価評価に対する圧力は増大し続ける可能性

世界の株式市場を今月襲った相場の急落への対応として、「押し目買い」が一部の投資家にとって金科玉条かもしれないが、欧州最大級の資産運用会社アムンディで運用に携わるラファエル・ソボトカ氏は性急に動くつもりはない。

  アムンディのフレキシブル・リスクプレミア&リタイアメントソリューションズ部門の責任者を務めるソボトカ氏はインタビューで、株式市場に最近まで広がっていた熱狂を直近の相場の調整が拭い去るはずだとしながらも、投資家はまず今回の「ボラティリティーショック」に伴う混乱が静まるのを待つ必要があると語った。

  ソボトカ氏は「われわれは戦術として昨年12月から株式へのエクスポージャーを減らしており、過去1週間で株式をさらに売った。当社の旗艦ファンドであるアムンディ・パトリモワーヌの株式へのエクスポージャーは昨年末段階で40%、1月終盤の市場のピーク時には35%だったが、今は26%に減らしている」と説明した。

  同氏は米株のバリュエーション(株価評価)は低下したが、「市場はまだ割安ではなく、金利が引き続き上昇するという見通しを前提とすれば、株価の評価比率に対する圧力が増大し続けることもあり得る」と分析した。

  最近の相場調整が主にテクニカルによるものであり、グローバル経済の状況は今も堅調だと考えるソボトカ氏は、より長期では株式に対する強気の姿勢を堅持し、「今回の相場急落はボラティリティーに対する極端なショートポジションの解消によって主に助長されたものであり、銘柄を選定する人々は、お気に入りの企業の株式を現段階で売っていない」と述べた。

原題:Europe’s Biggest Asset Manager Says It’s Too Early to Buy Stocks(抜粋)

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