ムニューシン財務長官:米国債発行計画は市場変動の一因ではない

  • アナリストらは今年の米国債発行規模を1兆ドル超と推定
  • 昨年の純発行額約5500億ドルから大幅に増加する見通し

ムニューシン米財務長官は6日、財務省の米国債発行計画について、市場のボラティリティー(変動性)拡大の一因にはなっていないとの見解を示した。アナリストらは今年の発行規模を1兆ドル(約110兆円)超と推定している。

  ムニューシン長官は米連邦議会議事堂で記者団に対し、「現時点でこれが市場に影響を及ぼしたとは思わない」とした上で、「米債券市場は世界で極めて流動性が高い市場の一つであり、非常によく反応する」と説明した。

  米財務省は先週、税制改革などで見込まれる財政赤字拡大に対応するため今四半期の定例入札で中長期債発行額を2009年以来初めて増加すると発表していた。

  JPモルガン・チェースのストラテジストらは先月、税制委改革法成立を受け、2018年の米国債純発行額見通しを約1000億ドル引き上げ、約1兆4200億ドルとした。昨年の純発行額は約5500億ドルだった。

  ジェフリーズのチーフ金融エコノミスト、ウォード・マッカーシー氏は、米政府の国債発行計画が米株式市場の売り浴びせの一因になっている可能性があると指摘。「比較的短期間での急増であり、一部の人々は神経質になっている」と説明した。

原題:Mnuchin Says $1 Trillion U.S. Debt Plan Isn’t Affecting Markets(抜粋)

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