株急落は全て機械の仕業と言い切れない-人間の感情が売り場お膳立て

  • リテール証券2社の売買、NYSEの1月出来高の3分の1超占める
  • 機械が下げ助長したが、責任は人間と双方にある-セルキン氏
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Tuesday, Feb. 6, 2018. U.S. equity indexes climbed higher after a rocky start, and the benchmark gauge for U.S. share volatility reversed course after hitting a two-year high. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

過去6日間にわたって株式市場を襲った売りを機械の仕業とよく耳にするが、人間抜きにそれが実現することはなかっただろう。

  全てのマスコミの注目は機械に向けられたが、チャンスを逃したくないといった人間特有の感情に基づいてしばしば判断を下す個人によってその場面は設定された。何年も株式から遠ざかっていた人々が大量に押し寄せてきたからだ。E・トレード・ファイナンシャルとTDアメリトレードのリテール2社の売買だけで1月のニューヨーク証券取引所(NYSE)の出来高の3分の1余りを占め、その割合は2016年の3倍に達した。 
         

          
  ニューブリッジ・セキュリティーズ(ニューヨーク)の市場担当チーフストラテジスト、ドナルド・セルキン氏は「人々は1月に記録的な資金を株式に投じた。それをアルゴノミクスがやったと言うことはできない」と述べた上で、「機械が相場下落を助長したものの、責任は機械と人間の双方にある」と語った。

原題:Before the Machines, Human Emotions Set the Stage for a Selloff(抜粋)

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